パン屋さんの蝋引き紙袋。


台風の置き土産は、この涼しさだったんですね。時々、くしゃみは出るわ、鼻水も出るわ、秋がやってきたような心地良さ。皆さんも、風邪を引かないようにご注意ください。今日、妻が、並ばなきゃいけないパン屋さんに並んでパンを買ってきた。女性って何だろう。ちょっとおいしいよ、で、行列ができていたり、そんな口コミがあったりすると、並んでみたくなるものなんですね。だから、行列のできるショップはますます行列が長くなり、流行らない店は、あっという間に閉まってしまう。口コミって、恐ろしいものですね。で、パンを買ってきたけど、その紙袋がなんと、蝋引き紙だった。蝋引き紙を見たのって、何十年ぶりだろうか。そのパン屋さんが蝋引き紙の袋を使っているということは、それだけ商品のパンを大切にいているってことなんですね。なるほど。パンを入れる袋にもこだわるってことは、パンの原材料や、焼き上げ方、具に使う材料にもこだわっていて、それで行列なんだ。と、納得。

蝋引き紙袋って、市場なんかでコロッケを買うときに入れてくれたんだよね。今は完全にプラ容器になっちゃったけど、紙袋の方が多少の保温効果もあったんだよね。いいなあ、蝋引き紙袋。シワシワになったところが、白い線になるのがまたいいんだよね。

ところで、ある本を読んでいて、一郎は首肯いた、という下りがあった。肯くという読みは知っているが、首肯く、でも、うなずくと読むんですね。本など活字の文字って、いろいろな発見がありますね。それを知っているからって、どうってことはないですが、ま、教養なんでしょうか。よ〜く字面を見ていると、肯くよりも、首肯くの方が、意味というか、動作が目にも浮かんできますよね。漢字って、そういうところがいいんだよね。もっと本を読まなくっちゃ。



せこい金額だね、キリンのなでしこ1人100万円。

飲料メーカーのキリンが、ワールドカップ女子サッカーに優勝したなでしこたちに、1人100万円をプレゼントしたという。ま、いいことじゃないかと、はじめは思っていた。でも、帰国して直ぐのNHKのBS放送の記者会見でテーブルの上にキリンの商品が並んでいるのを見て、ちょっと待てよ。これらの広告を総合すれば、1人100万円では到底安すぎるのじゃないかな、と思うようになった。もし、キリンの広告効果が数十億円とすれば、数億円くらいあげたっていいじゃないか。じゃ〜、1人数千万円ってことになる。彼女たちは、世界一になったのですよ。1人で数千万円くらいの価値があって当然じゃないか。チーム全体で、数千万円じゃ、キリンはあまりにもせこい。けちくさい。

今日は土用丑の日。スーパーでも鰻の蒲焼きが売っていたと妻はいいますが、その蒲焼き一切れが1800円。そういえば、スーパーのイトーヨーカドーのチラシにも、鰻重が1800円だなんて、冗談じゃない値段ですね。1800円も払うのなら、ちゃんとした鰻屋さんで、吸い物付きの鰻重が食べられると思うのですが。それとも、今年はちょっと高すぎるのでしょうか。で、スーパーで買物をした妻。ほとんど、鰻を買っている人はいなかったそうです。当たり前ですよね。ベチョベチョした鰻を家で温め直して、おいしいはずがない。ま、そのうち、1人2000円くらいで、鰻の専門店に食べに行きましょうか。スーパーやコンビニの鰻重なんて、食べたくもない。どうせ中国産だしね。

ところで、鰻の旬というのは、初冬なんですね。初冬の少し水温が下がり始めてきたきたころ、鰻が産卵のために回遊する準備をし始めます。だから、この頃は準備のために鰻の食欲も増え、栄養がたっぷりと蓄積されるので、うなぎの味も良くなるというわけです。夏のこの時期なら、暑いから鰻だって夏痩せするでしょう。日本人の勝手なこじつけで、鰻、うなぎと騒ぐわけですね。まったく、あほくさ〜。