妻のおひとり様1日限定、お菓子教室。

我が家に小さな生徒さんが、かわいいエプロン姿でいらっしゃいました。小学校2年生の女の子です。前々から、約束していたご近所の女の子。妻は、お菓子を一緒に作ろうね、と約束していたみたいです。ボールに小麦粉やバターを入れて、水で溶いたものなどをあらかじめ用意して。妻が、はい、かきまわして、というと、ぐい〜んとかき混ぜ機が音をたてて動いている。はい、それをすくってカップに入れて〜。パウンドケーキを作っているようです。

今度は、はい、こねて〜。それを、伸ばして〜。茶色がいいかな〜、緑色がいいかな〜。赤いのも作れるよ〜。妻の声に呼応するように、女の子の笑い声が響きます。で、ちょっとしたインターバルで、女の子が言いました。今日ね〜、パパとママがケンカしたの。ママは、お家出て行くって言ったんだけど、出て行かなかったのよ。あははは、お家の事情が丸わかりですね。皆さん、できる限り、家庭円満で行きましょうね。小さな子どもは、どこでもおしゃべりしますから。

で、クッキー作りがはじまりました。これ、ママ。という声が聞こえてきます。あれ〜、パパのも作ろうよ、と妻が。お父さんのは、ちょっと小さめだったようです。で、最後に、チョコで何か言葉を書いています。ありがとう。そうか、今日は母の日だったんだ。そして、女の子は、まず、ご近所に住む、おじいさんとおばあさんの家にお菓子を届けて。すると、おばあさんは、が〜るちゃんが作ったんやたら飾っとかな、もったいのうて食べられへんわ。ま、食べてやってくださいと、妻が。そして、母の日クッキーと、パパクッキーは自宅に。きっと、パパとママのご機嫌は直ったことでしょうね。妻よ、お疲れ様。