1足1260円が、4足1000円です。


広陵町、正確には奈良県北葛城郡広陵町です。その広陵町で開かれた「靴下の市&地域特産品交流フェア」の話です。おっと、昨日のブログの続きでごめんなさい。10数張ある靴下の賑わっているテントでのことです。妻が、1260円の値札が付いた靴下を手に取りました。私は、げっ、たかっ。それ、1000円以上もするの、と妻に聞いた。これ、みいんな、4足で1000円だよと、うれしそうに妻は答える。タッグをよく見ると、値札を貼っていて、大手の繊維メーカーの名前が入っている。

1足1260円とは、おそらく専門店か、百貨店で売られる価格なんでしょね。それが、1足あたり250円。確かに安い。いわば、工場直売セールといったところでしょうか。あるテントでは、1足100円。また別のテントでは、3足1000円とか、5足1000円とか。これはすべて日本製です。すべて、メイドイン・奈良です。いいですね。

ところで、日本製の靴下を売っている靴下屋というショップがあるんですが、妻も知っているようです。テレビのカンブリア宮殿でも紹介されて、皆さんもご存知だと思います。タビオというメーカーが作っているのですが、その工場というのが奈良県にあるのですね。タビオは、おもに関屋メリヤスという下請工場で作られているようです。たぶん100%下請に徹しているので、広陵町のイベントには参加しないのでしょう。つまり、この近辺の靴下製造工場は、かなりの技術力を持っているのですね。なんで、広陵町は、そういったことをピーアールしないのかなあ。

テントには、参加企業の名前が貼ってあります。松本靴下、池端産業、出井逸男靴下、などなど。帰ってから、インターネットで検索しても、所在はわかりません。せめて、企業ならばホームページを作りなさいよ。広陵町の商工会もそういったことをアドバイスしなければ。せっかく品質のいい国産靴下です。積極的にピーアールしないと。でも、大手メーカーの下請だから、積極的に宣伝もできないんでしょうね。ま、でも、私たちは品質のいい国産靴下を安く買えたので大満足です。国産靴下を安く買いたい人は、奈良県北葛城郡広陵町の近くのお知り合いにでも頼んで、買ってもらうことですね。次回は11月にあるそうですから。


大卒を社会のエリート扱いする時代は終わった。
大学や高校を卒業して、社会人になった人もいるでしょう。新社会人の方は、せっかく就職できたのですから、頑張ってくださいね。就職できなかった方は、どうしているのでしょう。大学に留年。それもいいけど、また同じことの繰り返しですね。アルバイトで、ひたすら生活費を稼ぐ毎日。派遣だけで、日々を繰り返すことになりそうですね。ことの発端は、その大学だったから就職できなかった、というのが最大の理由だと思います。

いまから20年ちょっと前の、1980年代の後半は、バブル景気の真っ最中でした。でも、当時から無名の大学は就職難だったといわれています。その時代から、今まで、大学は300校あまりも作られてしまいました。大学の進学率は、50%を超えて、今や試験さえ受ければ学力に関わらず入学できる大学が増加しています。いわゆる大学全入時代です。同時に、大学生のレベル低下が問題視されています。そりゃそうだよね。学力が低くても合格できるようじゃ、レベルが下がるのは当たり前です。

さて、とりあえず、大学に入ったはいいが、なんか違和感を持っている人もいるはず。勉強について行けない。あるいは、廻りとのレベルに差がありすぎる。中でも、こんなレベルの低い大学に通っていていいんだろうか、と思う人がいます。とっとと大学をやめて、もっといい大学を目指しましょうよ。関東なら、MARCH以上です。関西なら関関同立以上ですね。就職の面接の時に「日大か、うちじゃ無理だな」と言われてしまいます。関西なら「近大か、うちじゃ無理だな」ということになりますから。

若いときの1年や2年は浪人したって、思いっきり学力を伸ばせばいいのです。でないと、そんな大学に4年も通って、一生後悔することになりますから。学歴詐称というのがあります。大学を卒業しているのに、高卒と偽って働いている人がいるのです。そんな人が市役所などで、公務員として働いているそうな。学歴詐称で働いているなんて、市民をだましているようなものです。即刻、懲戒解雇にすべきでしょう。高卒の公務員採用の時は、厳格に経歴を調査してもらいたいものです。でないと、本当の高卒者が可哀想ですから。きっと、そんな大学だから、学歴詐称になるのですね。もう大卒を社会のエリート扱いする時代は終わりました。なによりも後悔しないようにね。