庭に、チューリップが咲いていた。


いつの間にかです。毎年、土の中から、少しずつ芽を出してきて、ぐんぐんと大きくなってきて、大きな蕾が見えてきて、それがいつ咲くか、いつ咲くかと、楽しみにしていたチューリップです。だから、毎年、チューリップが咲いた、というタイトルでブログを書いていたんだけど、今年は、いつの間にか咲いていた、なんです。やっぱり、心のどこかにどんよりとしたものがあって、素直に開花を喜べないんですね。まだまだ、多くの人が、困った状態の避難生活を強いられています。なかでも、困ったちゃんは、原発ですよね。初動の失敗が、大被害をもたらしました。関西にいる、私たちも反省しないと。

ま、ともかくも、チューリップは咲きました。妻は、黄色と赤しか植えていないはずだけど、ピンクの花が咲いたのかしら、不思議がっています。そりゃ、去年の球根が残っていたのかも。それとも、突然変異。ま、ともかくもきれいです。いつ見ても、すっきりとして上品ですね。ちょっとプライドが高いかも。偉そうにした存在感がありますよね。なにより形がシンプルだから。ほら、チューリップの花の絵って、誰でも描けるじゃないですか。たとえば、真ん中のニオイスミレなんて、絵に描くのは難しそうですよ。この花、初めて知りました。私は、この花の側でタバコを吸っています。で、ときたま、香水のような強い香りが私の鈍い鼻をかすめるのです。それが、ニオイスミレ。なるほどねえ。

で、いろいろな花が庭に咲いています。これはなんだっけ、あれはなんだっけ。妻に聞いたけど、もう忘れました。今は、咲いている花だけを楽しみましょう。


日本の遠洋漁業も、乗組員は外国人だらけ。
毎日新聞による漁船の遭難記事があった。17日午前11時40分ごろ(日本時間)、米国グアム島の東約1000キロの太平洋で航行していた静岡県焼津市のカツオ漁船「第1勝栄丸」(499トン、乗組員28人)が遭難信号を発信した後、連絡が取れなくなった。海上保安庁は第3管区海上保安本部の航空機1機を周辺海域に派遣するとともに、米沿岸警備隊に救助を要請した。僚船3隻も勝栄丸の行方を捜している。

第3管区海上保安本部などによると、同日午前11時ごろ、勝栄丸は僚船に「エンジンルームから火災。船を放棄する可能性がある」と連絡して以降、消息を絶った。船を所有する焼津市中港2の水産会社「勝栄丸」によると、日本人11人とキリバス人9人、インドネシア人8人が乗っていた。2月22日に焼津港を出港しカツオの一本釣りをしていたという。寄港予定は今月25日だった。

無事、全員が救助されたとニュースがあって、良かったですね。でも、キリバス人、インドネシア人が、なんで乗船しているのかな。つまりこういうことかな。11人の日本人だけで、焼津港を出発した。で、インドネシアキリバスに立ち寄って、現地の乗組員を補充する。で、北に向かってカツオ漁を行う。カツオ漁がすんだら、キリバスインドネシアに外国人の乗務員を送り届ける。あとは、日本人の乗務員だけで、焼津港に寄港する、という段取りだったと考えられますね。

なんで、わざわざインドネシアキリバスまで行くのか。それは、安い労働力を確保するためですね。日本人に比べると格段に安い賃金ですむでしょうから。エンジンルームから火災が原因だったようですが、本当に安全は確保できていたのでしょうか。タバコが原因だったりして。えらい災難でしたね。どこの遠洋漁業も、日本を出てから、外国人乗務員を補充するのでしょうか。日本にいる外国人を雇うわけでないから、あとくされはないかもね。これもアウトソーシングのひとつだろうけど、コミュニケーションや団結力、円滑な操業、なによりも安全は確保できるのかな。漁船の遭難記事で、そんなことを考えてしまった。