飲んだ、しゃべった、いっぱい食べた。


20数年ぶりに会うことになる友達ご夫婦が、我が家に遊びに来てくれた。私たちに会うことは、もちろんだけど、なにより猫の殿、犬の陸に会いたかったみたい。私が初めて社会に出て、名古屋で働き出したとき、とある飲み屋で知り合ったのが最初だった。妻が作った料理を肴に、しこたま飲んで、しゃべって、殿も陸もほどほどにお相手してくれた。そういえば、陸も友達が玄関に入ったときは、全く吠えなかった。彼の方も、動物には好かれることを自負している。陸もわかっているんだなあ。

家族のこと、私たちのこと、いろいろ趣味のことなどしゃべって、それでも時間が足りないくらいだった。で、今日はならまちを知り尽くしている妻が、彼らを案内してくれた。後で、メールが入っていたけど、ならまちを気に入ってくれたみたいで、奈良県人としては、本当にうれしい。今日は、ならまちのここそこで桜が咲いていたから、季節的には良かったのだろうな。でも、ならまちって、いろいろなお店があって、季節を問わずに楽しめるのですよ。

料理は、蓮根団子。中には、エビかギンナンが入っています。ブロッコリーのマヨカレー焼きと、豚肉の玉子包みとエビのフリッター。カボチャ春ゴボウと茄子、鶏肉とタケノコの寄せ煮。下段に来て、タケノコの木の芽和え。手長タコとネギのカラシ酢味噌和え。ツクシの玉子とじ。どれも、おいしかったです。本当にごくろうさま。妻がいて、殿がいて、陸がいて、本当に良かった。みんながいなかったらこんな楽しい再開はできなかったろうな。本当に、楽しいひとときだった。また、来てね。殿や陸に会いに、来てね。




福島原発は、津波直後の初動で、大失敗をした。
昨日、電力系の会社に勤務する友達と、ちょっと話をする機会があった。福島第一原発の事故をどう思うか、と聞いたところ、なんで津波ディーゼルが流された時点で、すぐ近くにある東北電力のケーブルから電力を引かなかったのか。もし、その作業をすばやく行っていれば、原子炉の管理施設も長期間の内部停電になることなく、安全に原子炉を停止することができただろうに。と、電力系の会社内でも、そういう話になっていたらしい。

では、なぜ、東京電力は、東北電力の協力を受けないで、独自に電源の復興を行ったのか。結局は、長い間電源復興はできなくて、大いなる放射能漏れを起こしてしまった。大失敗である。たぶん東京電力は、東北電力の作業員に、原子炉施設に立ち入られるのを嫌がったんだと思う。どうしても、東京電力、および東電関連会社のみで、原子炉の収束を図りたかったのだろう。でも、できなかった。だから、東京電力は、他社には知られたくない様々な欠陥を隠し通したかったのだろうな。そして、その指揮を執った社長自身も、制御不能になったに違いない。まだまだ、東京電力は隠していることがありそうだ。

で、中部電力関西電力の社員たちが、現地に応援に行っているそうだ。何をしに行っているのかというと、原発避難民の支援だそうな。なぜ、それを東京電力が直接やらないかというと、角が立つらしい。そりゃまあ、そうだろうけど、東京電力は未だに現地に頭を下げに行っていないし。石を投げられても、行くべきだと思うが、結局は石を投げられること恐れて、現地に脚を運ばない。やっぱり不誠実だよね。

本日の東電株価は、342円で前日より5円アップした。地震前の6分の1の株価になったが、東電はいっこうに誠意を見せていない。どこまでも隠蔽体質。そんな陰湿さが株価を守るとしたら、株主も不誠実と言わなければならない。初動の失敗が、社会に、世界にも大きな不安を与えた。東京電力は、未だに闇の中から顔を見せていない。