奈良の春は、岡山より遠し。


今日の新聞に、岡山の西大寺で裸祭りが行われた、という記事が載っていた。その記事を見て、妻がポツリといった。岡山では、裸祭りが終わると春が来るというらしい。奈良だと、お水取りが終わると春が来る。お水取りのクライマックス、大松明が走る最後の日は3月14日だから、岡山と比べると20日間くらいの差があることになる。ま、奈良は寒いからね。

でも、それほど春の認識に差があるとはね。奈良の人って、結構用心深いのですよ。だから、ちょっと暖かくなっても、いやまた寒くなるかもしれないって、疑うのですね。だから、じっくりじっくり春らしくなって、お水取りが済んで、気持ちも和んだら、そこでやっと春が来た、と思うのかもしれません。でも今、奈良に住んでいる人は、ほとんどが大阪や関西地区から引っ越してきた人が多くって、奈良生まれ、奈良育ちの人は少ない。残念ながら、私は奈良生まれです。それも、近鉄奈良駅から歩いて2〜3分のところで生まれた。で、私が3歳の時に奈良市の郊外に引っ越した。ま、そんな話はおいおいと。

確かに、奈良の冬は寒いです。でも、子どもの頃は、もっと雪が積もったような。で、雪の中で遊び回ったような。今は雪が降ると、イヤだなあと思う。でも、子どもの頃は、雪が降ると楽しかった。自動車なんて、もっと少なかったし。田んぼも近所に多かった。だから、遊び場所も雪によって拡がったんですね。でも今の私は、早く春が来て欲しい。そんな歳になったんですね。暖かい方が、気持ちがいいから。動きやすいから。だから、早く、春にな〜れ。


大卒を、高卒と偽って働く人々。
確かに、企業の中で働く人にはそういう人もいるでしょうね。あるメーカーの生産ラインで働く人に、企業の大卒採用枠がなくって、やむを得ず高卒として働いている人がいる。そんな記事がJ-CASTニュースに出ていた。そういえば、私の知り合いで主婦なんだけど、小学校教員資格も持っている人が、主婦で大卒だと、働き口がない。で、履歴書を高卒ということにすると、簡単に事務作業のアルバイトに付くことできたらしい。ま、でも本来、頭のいい人で知識もいっぱい持っているから、職場ではほとんどバレバレらしいけど、なんとか働かせてもらっているらしい。そんなものですよ。高卒だ、大卒だと、区別するよりは、その人の素質なんだよね。何ができるか。

で、その生産ラインで働く人は、同僚と些細な口論になったらしい。で、その時に、あいつら高卒のくせに、と、つい口が滑ったらしい。上司はこの学歴詐称の男性をどうするんでしょうね。ま、この男性も自業自得ですね。高卒のくせに、なんてさげすんだ言い方をするくらいだから、自分もそのレベルなんでしょう。大学の4年間はなんだったのでしょう。

数年前、神戸市役所で、大学や短大の卒業資格を隠し、中学高校卒業対象枠で採用された職員を懲戒免職にした。ちょっと厳しいようだが、そりゃ当然だと思う。その人のおかげで、はじき出された中学高校卒業対象者がいるわけだから。採用されるべきその人の人生は、大きく狂ったろうな。
で、また数年前、大阪市は、大学や短大を卒業しているのに、高校卒業などと学歴を低く偽って採用された職員965人を停職1カ月の懲戒処分にしたらしい。処分該当者は、環境局179人、教育委員会事務局143人、建設局138人が主な部署だった。まったく大阪市役所って、内部はウソつき野郎で腐っていますね。だから、平松市長はボンクラなんだ。橋下さんが大阪市を眼の敵にするのがよくわかる。大阪市の環境局で河川掃除の不正があったけど、市役所内部では、ウソつき野郎の不正がもっともっとあるだろう。潔い神戸市と、内部が腹黒い大阪市役所。大阪って、汚いねえ。こずるいことをして、本当の高卒該当者を排除していた大阪市役所。だから市民も不正受給に群がるのだろう。不正は不正を生み出すから。

さて、これから大学に進学する皆さん。まさか将来に、大卒を高卒と偽って働かざるを得ない、なんてことにならないように、しっかりした大学を選びましょうね。よく、そんな大学に行くんだったら、高卒の方がましだよ、なんてレベルの大学もありますから。大学に入ってタバコを吸っちゃ〜いけません。今や喫煙者を排除する動きのある企業はいっぱいありますから。タバコを吸ったら就職できませんよ。