雪が舞った、奈良の地。


妻が、今日の朝は寒かったんだから。雪も舞っていて、寒い寒い。と私に言う。ん、ん、ん?雪が降る、ではなく、雪が舞う。う〜ん、なんだそれ。と思っていた。昼前頃です。ちょっと日が陰って、白いものが舞いだした。一瞬、私は灰、なのかな、と思ってしまった。なぜなら、その雪は、あまりにも平面的で、ヒラヒラとしているから。もう最近はそんなこともできないけど、ほら、威勢良くたき火なんかをして、紙や新聞紙を放り込みますよね。その時に、小さな紙切れが、めらめらっと小さく燃え上がりながら、ずっと上に登りつめると今度はヒラヒラの灰になって降ってくる。そんな感じだったんですよ。どこかに、たき火のような暖があって、そこから真っ白いヒラヒラが降ってくる。でも、その暖は、雲間からチラッと顔を出す太陽で、再び雲に隠れると、ブルッと寒気が襲ってくる。確かに、妻が言うように、雪が舞っています。

夕方の散歩でも、雪が舞っていました。舞って舞って、地面に落ちるけど。痕跡を残さず、たちまち道路は乾いている。陸のカラダにも、私の衣服にも、ほんのしばらくまとわりついて、あっという間にどこかに飛んでいく。いや、消えているのかもしれない。空はどんより曇っているわけでもなく、むしろ日が差したりする。ちょっと高台に出ると、奈良盆地の上空、あちこちに雪雲らしきものが見える。ふ〜う。奈良って、空が広いですね。そうか、12月は舞う雪なんですね。で、1月は降る雪で、2月は積もる雪。これからは、まだまだ寒くなりそうです。皆さん、くれぐれも風邪には注意しましょうね。ネギを食べましょうね。風邪予防に、誰かがそんなことをいっていた。ネギかあ。おいしいよね。奈良には、いろいろなネギがあるからね。


証券会社のポスティング。
凸凹証券の権俵花子です。という書き出しで、何かご用がありましたら、お気軽にお申し付けください、と書いてある。そんなポスティングチラシが郵便箱に投函されていた。我が家は、貧乏なので、当然、証券会社で投資などをする余裕はない。で、その案内チラシは、A4片面モノクロ1色のコピー紙だ。この権俵さんという女性、おそらく入社間もない新人さんでしょう、が、苦心して、様々なアイデアを駆使してこのチラシを作ったのですね。パソコンのワードか何かで原紙を作って、それをコピー機で何枚もプリントアウトしたのでしょう。

ちなみに、コピーにかかるコストを考えてみました。まずは、紙代。A4サイズで500枚250円程度、1枚あたり0.5円です。レンタルのコピー機ならカウンター料金が発生します。モノクロコピーなら1枚あたり2〜6円くらい。ま、1枚2円としましょう。さらに、インクトナーの料金があります。これも、1枚0.5円とします。つまり、コピー1枚にかかるコストは3円ですね。

ところが、安い通販の印刷屋に頼むと。この女性のチラシを、A4片面モノクロ1色で紙をコート90キロを使うと、100部で1470円です。1枚あたり14.7円ですね。1000部だと3030円で、1枚あたり、ほぼ3円です。これなら、会社のコピー機を使うのと同じ値段です。さらに、10000部としましょうか。1万1300円で、1枚あたり1円ちょっとです。

さらに、同じ紙でA4両面4色で印刷すると、100部が2700円。1000部で5250円。10000部なら、2万3550円です。だから、きったな〜い、モノクロのチラシをポスティングするより、カラーのチラシの方が、よほど印象がいいに決まっています。なによりも、チラシをもらった人にとって、役に立つ情報が入っていないと、読まれもせずに捨てられるだけです。ただ、ゴミになるチラシをポスティングしたって、何の効果もありませんよ。もう、汚いポスティングチラシでうんざりしています。少しは、へえ〜というようなチラシがあればいいのに。