最近の漫才は、うるさいだけや。おもろないわ。


今日、父のマンションに行った。その時、ちょうど父はテレビを見ていて、若手芸人の漫才を映していた。動きも大きいし、話す口調もがなりたてている。はっきり言って、うるさいだけ。で、父もすぐにテレビを切った。父は、新聞を広げながら、この漫才師も亡くなったなあ、と。漫才の正司敏江・玲児で、コンビを組んでいた玲児さんが亡くなったことを指している。そういえば、この人たちからですよね。どつき漫才という、舞台であばれまわる漫才を始めたのは。それからコント55号かな。

父は、昔の漫才が面白かったことを思いだしたように言う。エンタツアチャコは最高によかったな。ダイマルラケットもよかった。いとしこいしなんか、面白かったな。あははは、私には遠い記憶です。いわゆる、しゃべりく漫才です。そういえば、いとしこいしのがっちり買いましょう、なんてテレビ番組もあった。5万円、3万円、1万円、運命の分かれ道。なんてフレーズが頭の中に残っている。うん、オリエンタルのマースカレーってのがあった。固形のカレーがあって、別にチューブの樹脂ボトルにマンゴーなどのエキスが入っていたと思う。だから、ちょっと高かったけれど、母にマースカレーをおねだりしたこともあった。でも、おいしかったよね〜、マースカレー。オリエンタルって会社、今でもあるのかしらん。

で、確かに考えてみた。最近テレビで、漫才の番組ってのもないし。かつて、NHKの深夜で、若手芸人の漫才バトルってのがあったような。でも、やっぱり、若い人向けだよね。いわゆる伝統的な、漫才というものが、最近というか、私自身は、この数十年、見たことがないですね。その話術が、なんだか若者狙いになっていって。たとえば、90歳の父には、受け入れられなくなっている。そりゃ、私だって、今日的な話芸はご勘弁願いたい。おりしも、M-1グランプリは、今年で最後となったらしい。若者も、年寄りも、万人が楽しめる話芸って、どこへ行ったのでしょうね。近年は、バラエティ番組ばかりが目立ちます。そんな番組に芸人が引っ張り出されて。きっと、芸の追求に、疎かになったのかも。父の言う、最近の漫才は、うるさいだけや。おもろないわ。その言葉は、的を射ています。お年寄りは、やっぱり、昔的な漫才が好き。その芸に追いつかない芸人さんが多すぎるのかも。テレビ局にも問題があるのかも。ま、今日の笑点くらいは、楽しめたのじゃないかな。




5レースの勝ち馬を当てる確率、188万分の1。
いや〜、寒いです。急に寒くなりました。そして12月も半ばです。12月と言えば、有馬記念ですね。で、JRAが来年の4月から、その日の5レースの勝ち馬を当てる、馬券を売り出すらしいのです。中央競馬会の馬券売上げも、毎年落ち込んでいるようです。そこでの、起死回生策らしい。5レースの勝ち馬を当てるって、仮に1レースが18頭の出走とすると、18の5乗で、なんと188万通り。こりゃ〜、めったに当たりませんよね。でも、これを当てようという人も、きっといるはず。当選者がでなくって、キャリーオーバーなんてのもあるかもしれない。

去年に、英国人が社長を務める日本のデータ分析会社が、競馬で得た配当金を申告せずに、所得隠しを指摘された事件がありました。重加算税を含めた追徴課税は60億円だったのが、査察したときは社長が海外に出国し、20数億円は差し押さえたが、大半は海外に移されてしまって、結局は30数億円がとりっぱぐれたらしい。だから、この5レース馬券だって、たぶん数億円をかけて、まずはキャリーオーバーが出ないようにして188万通りを抑える。そして、コンピュータの分析に従って、分散投資をするのでしょうね。そんなデータ分析会社が、また出てきますって。いや〜、でないか。

ま、競馬って還元率が75%。宝くじの還元率40%ちょっとを考えれば、2倍近くあるのだけど、巨大資本が競馬にも進出されると、あおりを食うのは庶民なのかも。ちなみに、188万通りすべての馬券を買うと1億8895万6800円。でも、配当金の上限は2億円。なるほどねえ。年末ジャンボ宝くじは3億円だけど、それを当てるには3000円くらいが最低必要ですよね。だから、宝くじこそ、最悪のギャンブルだと、いつも思っている私です。もちろん、今年も買いません。3000円もあれば、おいしいものがしこたま食べられます。そんな3000円を捨てる人が、何百万人。日本って、お馬鹿な国ですね。3000円で3億円より、100円で2億円。そんな人が多くなるのかな。来年の4月からです。さて、JRAの売上げアップにつながるのか。競輪もそんなのあるみたいだけど。ギャンブルはのめり込んではいけませんよ。