業務用スーパーで、ごっそり買う人。

私たちは業務用スーパーを結構利用する。その理由は、やはり安いから。私が晩酌に使う25度の焼酎は4リットル入りが1650円で売っている。ね、リーズナブルでしょ。うどんも1玉29円で売っているが、これは買わない。コシがないからね。豆腐も50円以下で売っているが、凝固剤で思いっきり豆乳を薄めた豆腐なんて、論外。そんなわけで、焼酎がなくなるたびにこのスーパーに妻が足を運ぶことになる。で、今日は、外出ついでに妻と一緒に立ち寄った。私は、スーパーの中を歩くのは結構好きなんですよ。あれこれと、商品を取ってみる。ここは業務用のスーパーで、柴漬けとかの漬物が1キロの袋に入っている、むろん安い。しかし中国産である。わらびやゼンマイなどの山菜も1キロで安い。これも中国産である。トマトの缶詰も安い。イタリアとかスペインとか。これは妻も買う。

ま、なんだかだと放り込んで、妻がレジで精算中のとき、買物台で段ボールに食品を詰め込んでいる二人がいた。なんと3箱も。「すごい買物だね、あの人たち」と妻に言う。「商売人だよ、きっと。鶏の唐揚げをいっぱい買っていたし、烏賊リングもあったよ。飲食店だね、あれは」と妻が言う。さらに妻は「鶏の唐揚げくらい、自分で仕込めよ」と。妻も結構、観察しているものだ。そんな飲食店で、テーブルに出される時を想像してみた。揚げたばかりのあっつあつで、野菜などを添えて、いかにも家庭料理でございって、テーブルに登場するんだろうな。やだな、そんな飲食店。そりゃ、ここは業務用のスーパーで、そんな飲食店の関係者が利用する。ま、しょうがないのか。作り手の手業が見える飲食店を利用したいものだねえ。