やっと終わった平城宮跡会場。

昨日の日曜日で、平城宮遷都1300年祭のメイン会場となっていた平城宮跡会場が終わりとなりました。360万人の人が訪れたとかで、わりと好評でしたね。これで、賑わい広場とか、その周りのアスファルトの道路が取っ払われることでしょう。訪れた人で、気が付いている人もいるとおもうけど、会場の広場とか物産館とか道路などは、原っぱの上にビニールシートを敷いて、その上に盛土をして、さらにその上にイベント施設とかを作っているのです。だから、たくさんの人が訪れたことには感謝しているんですが、皆さんが歩き回ったアスファルトのその下の原っぱは、本来はレンゲが咲いたり土筆が顔を出したりする場所なんですよ。つまりは、ワンちゃんが匂いを嗅ぎ廻ったり、歩き回ったりする場所でもあったんです。はっきり言って、犬の散歩場所を奪われてしまいました。特に会場周辺のご近所の方は、そう感じている人が多かったのではないでしょうか。いままで、陸を連れて入れた駐車場が入れなかったり、私たちも結構不便を強いられました。それもこれも、やっと終わったんですね。終わった以上は、イベント施設のあった場所や道路を早く取っ払って、元の原っぱに戻してほしいものですね。

ところで、平城宮跡会場に訪れた人は、この広々とした場所のど真ん中を近鉄電車が走ることに違和感を持った人もあるんじゃないかな。乗っている電車から見る平城宮跡は、のほほんとして気持ちがいいんです。でも、のほほんとした平城宮跡を歩いてみると、はっきり言って、電車や線路がジャマだよ。この電車の線路がなければ、平城宮跡はもっとすっきり気持ちのいい広場になるのになあ。だから提案です。近畿日本鉄道さん。この部分を地下にしましょうよ。どうせ新大宮の先から奈良駅までは地下にしているんだから。訪れた360万人の皆さん。大極殿から南の朱雀門への景色を見たとき、その間に電車が走るって、ジャマだと思ったでしょ。そういうことなんですよ。掘ったら遺跡や埋蔵物が発見されるかもしれませんが、目を瞑って掘ることですよ。ついでに、西大寺駅も地下にしませんかあ。そうすれば、西大寺周辺も線路で分断されることなく、人も車もスイスイと進むんだけど。ま、遷都1400年祭までには考えてみてくださいな。