おばさんと銀杏。


今日、妻は岡山からやってきたお友達と案内がてら、しこたま奈良の街を歩いてきた。もちろん、軽自動車も使いながらの移動だが。で、買ってきたものの中に、なぜか銀杏の袋がある。これ、どうしたの、と聞くと、訪れた法華寺で、「お寺の銀杏です」と、売っていたそうな。私も好きだから、妻はそこで銀杏を買ったんだろうな。で、売っている人が、銀杏ってどうするんですか、と、逆に妻に聞いたらしい。その時に、同じように、銀杏を買った東京から来た旅行者も居合わせた。その人も銀杏に詳しくって妻と一緒に、その銀杏の販売者と、銀杏の炊き込みご飯や、銀杏の調理の仕方を賑やかにしゃべっていたらしい。すると、その会話を聞きつけたおばさん旅行者たちが、販売コーナーに来たらしい。で、妻と、その東京からの旅行者は、邪魔になるからとコーナーを離れた。しばらくして、妻がその販売コーナーを見ると、十数袋あった銀杏は完売していたそうな。妻は、さくらだったんだね。でも、法華寺の銀杏、なんか御利益がありそうだね。



飲むヒアルロン酸は、効果なし。
最近、ヒアルロン酸とかのコマーシャルが多いですよね。ただでさえ、コマーシャルにはうんざりするのに、それがちょっとあやしい健康食品なら、さらに嫌になってしまう。あんまり、ヒアルロン酸とかの新聞広告や折り込みチラシが多いので、ちょっとヒアルロン酸を調べてみた。実に結論は簡単、ウィキペディアの記述によると「ヒアルロン酸は、それを補うとして、健康食品。サプリメントとしてヒアルロン酸の経口摂取を謳った商品が存在するが、ヒアルロン酸の経口摂取によるヒトでの有効性については信頼できるデータは見当たらず、疑似科学の可能性がある」と断じている。

さらに独立行政法人国立健康・栄養研究所』の健康食品のデータベースによれば、『ヒアルロン酸は、俗に「関節痛を和らげる」「美肌効果がある」といわれているが、経口摂取によるヒトでの有効性については信頼できるデータは見当たらない。ただし、外用で口腔粘膜の炎症の治療に、眼内注射で白内障治療の補助剤として、関節内投与で骨関節炎の治療に有効性が示唆されている。安全性については、外用および非経口で適切に使用する場合はおそらく安全と思われるが、経口摂取の安全性については信頼できる充分なデータがない。特に妊娠中・授乳中の使用は避けるべきである。関節内投与の副作用としてアレルギー反応が起こることがある』とあります。なるほどねえ。

結局は効果がないんだ。なのに、これほどコマーシャルをバンバン流すということは、売れているんだ。買っている人がいるんだ。続けている人がいるんだ。そりゃ、マスコミは効果がないとはいいませんよね。大事な広告主ですから。ということは、そんなコマーシャルや広告を出している放送局や新聞社も大嘘つきの片棒を担いでいるわけですね。ま、ただ広告では、効果効能を謳ってはいません。効く、なんて書くと薬事法に引っかかりますから。NHKのテレビ番組「名医にQ」で、名医とされる人が「飲むヒアルロン酸には効果はありません」ときっぱり言っていました。そりゃそうだ、効果があるんだったら、とっくに処方箋で出していますよね。

そういえば、かなり前にコラーゲンが流行った。コラーゲンを食べても、結局は分解されて吸収するから、そのままカラダの中でコラーゲンにならないことは、やっとみんなも理解したと思う。で、つづいてヒアルロン酸が流行っている。人が効果のないことに気付くのは、日本って時間が掛かるんだね。なので、飲むヒアルロンって、効果がありませんよ。