妻はせっせと、栗を剥く。

ご近所の栗農家から、大量の栗を買って帰った妻です。今年の奈良の栗は、猛暑で雨が少なく、栗の作柄もあんまり良くないとのこと。でも、袋の中にいっぱいの栗です。先日も、大分のお友達から、見事な栗が送られてきた。それは愛媛の栗で、さっそく渋皮煮になりました。奈良の栗は、何になるのでしょうか。実はこの栗、昨年からその農家から買っている栗です。妻が早朝の陸との散歩の折に、栗林を通ったときに栗を落としている人に声を掛けたのが始まり。その方は、栗林の持ち主でした。

で、せっせと栗を剥きながら、テレビを時折見やりながら、手を止めることもなく、またせっせせっせと。足元に剥き終わった栗の鬼皮がどんどんたまっていきます。同時に、渋皮の付いた栗もだんだんと増えていく。時には、渋皮がツルリンときれいに剥けた栗もある。でもね、渋皮の中に、ポリフェノールがたっぷり入っているんですよ。だから、渋皮煮は、もれなく栄養分が摂取できるそうな。ま、それは、さておいて。私は、去年のことを思い出す。妻が作った栗ご飯で、ご飯の中に栗があるんだけど、栗が多すぎて、むしろ栗の中にご飯が隠れている。そんな栗ご飯だった。あまりにも、栗がいっぱいすぎて、贅沢だ、という感じ。栗が多すぎて、ちょっと口の中でモゴモゴしたんですよ。栗もやっぱり適量がいいようですよ。でも、ほっこりと炊きあがった栗は、とってもおいしい。

まだまだ妻は、せっせせっせと栗を剥く。さ〜て、どのような形で、妻が皮を剥いた栗が登場するのでしょうか。楽しみです。栗、おいしいもんね。今だけの旬ですから。