大きな栗が、ゴロンゴロン。


妻のお友達から、大きな栗が届きました。その他にも、麩やミカンなどがいろいろと。早速、妻は栗剥きをはじめています。せっせせっせと栗をむく。テレビを見ながらね。そういえば、妻は何かをしながらテレビを見るのが好き。たとえば、数独、ミシン掛け、アイロン当て、などなど。何かをしているときに、音がないと寂しい、という人はよくいますよね。だから妻は、音を聞きながら、テレビをちょい見して手仕事、というわけ。ま、器用なものです。

剥き終わって、渋皮を付けた栗が、今は水に浸かっている。しばらく漬けて、数日後には渋皮煮の調理に入るのでしょうね。で、一部の栗は栗ご飯用に。さらに割れてしまった栗は、マロンクリームになるそうな。妻は、シーズンごとにマロンクリームを作っているらしいが、私はお目にかかったことがない。どうも、それらはお嫁に行くらしい。ま、私は甘党じゃないからね。マロンクリームが好きな人の口に入れば良し。う〜ん、渋皮煮、栗ご飯、マロンクリーム。まだまだ出来るのは先だけど、そういう季節になりましたか。今年は暑かったけど、季節の恵みはとりどりですね。ふ〜、日本を満喫しましょ。目で、手で、舌で。あっはっは、大きな栗を、猫の殿の前からころがすと、早速追いかけていきました。食べるんだからね。


ガラガラの特急電車が走っていく。
私は奈良に住んでいる。奈良といえば、交通機関の電車はJRより、近鉄電車なんですね。よく大阪から奈良へ、京都から奈良へ、移動するには頭っからJRと思っている人もいるでしょうけど、京都や大阪から奈良へ移動するには近鉄電車が便利なんですから。関東より北や、九州から奈良へお越しの方はよ〜く覚えておいてくださいね。

さて、その近鉄電車です。近鉄電車には、別料金の特急料金を徴収する特急列車が走っています。東京では、そんな電車があるのは、小田急ロマンスカーか、西武特急か、東武か、京成特急かくらいです。で、私も近鉄沿線に住んでいますから、近鉄の特急列車が走っているのをよく見かけます。ところが、その列車がガ〜ラガラ。ぱっと見た目、10%の乗客も乗っていないことがよくある。30分くらいの乗車時間で、500円を余分に支払う。そりゃね、やっぱりこのご時世では高いでしょ。

で、何が言いたいかというと、どうせ電車を走らせるのなら、精一杯のお客を乗せなきゃムダじゃないか。たとえば、航空会社は、できるだけ多くの客を乗せるために格安チケットなどをばらまきながら、乗車率の向上に努めている。そうなんです。乗る人の少ない列車は安くすればいい。東京の京王電鉄では、午前10時から午後4時まで、時差の回数券を発売していた。10回分の料金で12回乗れる回数券です。さらには、土曜日と休日限定で、14回乗れる回数券もあった。

こういったことを考慮して、通勤時間帯の特急料金はそのままで。当然、いった列車は帰ってこなければなりません。反対方向の列車は半額にするとか。そうすれば、ほとんど乗客のいない特急電車の乗車率をアップできるんじゃないでしょうか。需要と供給ですよ。ニーズが少なければ、できるだけ安くする。JRだって、新幹線では、各駅停車は空いているんですよね。特急列車だって、時間帯によってはガラガラ。どうせ列車を走らせるのなら、できる限り乗ってもらわないと、エネルギーのムダでしょ。

そういう工夫がないから、鉄道は自動車に負けてしまうんですよ。電車は、1人乗せるも、100人乗せるも、消費エネルギーはほぼ同じ。だから、料金を差別化してもっと多くの人が乗ってもらえる工夫をしなさいよ。空っぽの電車を眺めていて、そんなことを思った次第です。料金にもっと柔軟性を持たせないと、乗客は増えないよ。