近鉄創業100年おめでとう。しかし、・・・

近畿日本鉄道、創業100年、おめでとうございます。奈良生まれ、奈良育ちの私としては、近鉄電車にはなにかとお世話になりました。最初は奈良電と呼ばれていた近鉄京都線も、近鉄に合併されて、いつの間にか高の原という駅ができて、野山だったその周辺もあっという間に広大な住宅地に開発されて、新しい街が誕生した。

ま、ともかく、私は20代の後半で東京に行った。で、2年前にほぼ30年ぶりに奈良に帰ってきたんだけど、近鉄電車に乗って思うことは、こんなに電車内が空いていたっけ、ということだ。とにかく、乗客が少ない。30年前は、もっと乗客が多かったと思う。それとも、電車が大きくなったのか。まさかね。

こんなに乗客が少なかったら、鉄道経営も大変だろう。かつての近鉄バファローズも身売りしちゃったし。あやめ池遊園地も閉鎖して、今は住宅地や施設に変わろうとしている。でも、大拍手だったのは近鉄なんば線の開業ですね。これで、近鉄奈良と神戸三宮がつながったんだから。奈良から神戸に行く人が多いか、神戸から奈良に来る人が多いか、そんなことは知りませんが、便利になったのはいいことです。

あとは駅周辺の商店街とかが賑やかになればいいんですけど。近鉄竹下景子さんをイメージキャラクターにしてコマーシャルやポスターを貼りだしていますけど、もっと地域密着の情報をアピールしないと乗客の獲得は難しいんじゃないでしょうか。よく各地で、100円で乗車できるバスってのがある。結構これが人気。だから近鉄もひと駅区間だけ100円にすれば、乗車する人が増えるんじゃない。隣の駅まで、買物に行く人が増えるかもしれない。だから利用時間も午前10時から午後4時までの限定でさ。そうすれば、西大寺駅ナカも、旨く使えば利用できるかもしれない。電鉄会社もそんなサービスをしないと、ますます自動車に客を取られるよ。

あと、近鉄百貨店で1万円以上お買い上げの60歳以上のご夫婦には、乗車料金を半額にしますとか。そうすれば、リタイヤ夫婦が、上本町や阿倍野の百貨店にお出かけする機会がふえるかもね。あ、そうそう、近鉄の小さな駅だと、トイレにトイレットペーパーが付いていないんだけど。これって、なんとかなりません。近鉄は、そんなに貧乏なんですか。