殿の腹掛け。


別に猫の殿の腹掛けって訳ではないんですが、ガーゼ地の厚手ハンカチを妻が即席の殿仕様にしてみました。そういえば昔って、小さな子どもがお腹を冷やさないように腹掛けをしていましたね。もう腹掛けなどを使っている家庭は皆無でしょうね。なかなか機能的で、子どものウエアとしていいデザインだと思うのだけれど。子どもが着ていると、とってもかわいいと思うんだけど。で、殿に腹掛けです。

この夏の殿は、健康優良児。おっと、もう12歳だから中年過ぎのオヤジかな。3年前は耳の後ろに湿疹ができたんだけど、この夏も少しそんな兆しがあったが、それほど拡がらずに治まった。外に出せないから、食っちゃ寝、食っちゃ寝の毎日ですが、この夏もなんのトラブルもなく過ごせました。猫は夏に強いと言うけど、大したものです。犬の陸は、2度も病院のお世話になったけど、猫は凄い。ただ、お腹の禿げ具合は、少し産毛が生えたかな、と思ったら、またいつの間にか、つるっつる。ま、しょうがないか、健康ならば。というわけで、たまには殿のなんにもない話題でした。なんにもないのが一番ですね。

今日、妻は岡山を日帰りした。おばさんの葬儀という悲しい節目であったが、懐かしい顔にもいっぱい会えた様子。娘さんにも会って、凄く久しぶりのお姉さんたちにも会って。疲れたろうけど、充実した時間を過ごせた、そんな顔をして帰った。親戚一同が集って、そのおばさんは、どんな顔をして、みんなを迎えたのだろう。妻は、そのおばさんと心おきなく話せたんだろうな。それが、何よりの供養だから。


金曜日の高校生クイズ、視聴率15.5%。
先週の金曜日、テレビで放映していた高校生クイズ、見ちゃいました。さっぱり問題の解答がわからないくせに、私としてはなかなか面白かった。しかし、予選で関西の名門高校、灘高校や、東大寺学園が敗退しちゃった。準決勝に勝ち残った4校のうち、公立高校が3校。公立びいきとしては嬉しいくらいでした。甲子園の高校野球なんて、ほとんどが私立高校ばかりで、ベストエイトに勝ち残ったのはすべて私立高校だったから。私立って知名度にものをいわせて、全国各地から野球小僧を集めてくるから、どこが高校野球は運動と勉強の両立かと思うくらい。ま、それはさておいて。

いや〜、予選のクイズは難問ばかり。よくまあ、そんなことを知っているなあと感心するばかりだった。しかし、凄いのはここからだった。ベスト4が集まっての問題。ハッブル定数を用いて宇宙年齢を計算しろ、だって。もう、はあ〜、の世界。それをしっかり解いて、正解する高校が2校も。たいしたもんです。つぎは、諸葛孔明が残した漢詩の問題で、子孫にどうせよと説いたか。これも、は〜んです。次は、直径10キロの隕石が海に落ちて、津波の高さを計算しろだと〜。もう、なんじゃこりゃ、ですよ。それをまた、ピッタリと正解する高校生。凄い、以上の言葉が見当たりません。

こんな頭のいい高校生とかを、飛び級で大学に入れて、さらにレベルの高い勉強をさせたら、日本の科学技術や経済理論がもっと向上するでしょうにね。今の大学は、あまりにも数が多くなりすぎて、入学定員も増えちゃったから、ほとんど大学全入時代になってしまった。大学生とは言っても、ろくろく漢字も読めない、文章さえ理解できないお馬鹿な学生が多すぎる。ま、大学にとってもバカだろうが、阿呆だろうが、クソ高い入学金や授業料を払ってくれるのならいいお客様であるわけだから。お勉強もできないのに、お金だけ払って、4年間を過ごして、それで就職難の壁にぶち当たっていれば、それは当たり前というもの。4年の時間と、大学に払ったお金がもったいないよね。それで、学歴が買えたと思っている大学生も多いから。

でも、こういう様々な知識に満ち溢れた高校生がいっぱいいるなんて、たくましい。そんな高校生が大学に進学して、もっと知識を掘り下げたり、様々な研究テーマを発表したり、日本の科学技術などに役立ってくれるといいのだけれど。視聴率15.5%って、割とたくさんの人が見ているんですね。最近のテレビって、推理小説もどきのシナリオや、刑事・検察・事件もの、学園もの、医者もののワンパターンだから、こんなクイズ番組もわからないけれど、それなりに楽しめるから面白い。Qさまも、ちょっとレベルが下がってきたかな。お馬鹿すぎるヘキサゴンよりはましだけど。決勝は早押しの方が良かったのではないか。差が詰まらないから。