待ちに待った雨、そして涼風。

午後の3時頃に、ネットのニュースで見たのか、京都の京田辺市で最高気温39.9度を記録したとニュースになっているよ、と妻が言う。もう気温の話は勘弁してよ、というくらい、いや〜暑い暑い。それに京田辺市って、ここから直線距離で10キロちょっと。だから奈良も暑いはずだ。今シーズンは、なんどこの言葉をブログに書いたことか。ふと、窓から南の空を見やると、どっしりと黒い雲が覆っている。お願い、こっちまで来ておくれ。しばらくすると、ゴロゴロと遠くの方から雷鳴が響いてきた。まだ、エアコンの効いた部屋で、陸はドタンと横になっている。

5分ほどすると、いよいよ近所でも稲光が輝いた。音も、ドスン、バリン。陸は、むっくりと起き上がり不安そうにお母さんの顔を見る。バリバリバリン。陸はお母さんに擦り寄った。大丈夫、大丈夫だから、と妻が陸をさすりながら声を掛けても、陸の耳は前を向いていない。横というか、雷の鳴る方に注意がいっているから、面白い。そんなわけで、とうとう待ちに待った雨がやってきました。雨が降り始めたら、風の方向を見定める。主に南からの風、すこし西からも吹き込む。そういえば、数日前の高校生クイズで、方角で、北と東の間は、北東。では、北と北東の間は、北北東。そこで問題。北と北北東の間はなんというのでしょうか。答えは、微北東。ネットで調べても、、微北東なんていう言葉は出てこなかった。じゃ〜北北東と北東の間は、なんていうのだろうね。正解は、わかりません誰か教えてください。

なので、直ぐさま、その方向の窓を閉めに走るわけです。さて、雨も収まりました。雷も遠くの方に行きました。で、ちょっと外に出る。なんという涼しさ。いや〜天の恵みです。こりゃ〜エアコンがもったいない。なんせ、エアコンの効いた室内より、外の方がずっと涼しいのですから。ウェザーニュースで確認すると、午後3時の気温31.4度から、午後4時は24.4度と急降下。まさにこの時間だけ、一気に秋がやってきました。おかげで奈良は、夜の今もとっても心地良い。

ところで昨夜、妻のおばさんが亡くなった。なので明日は急遽、妻は里帰り。その折に連絡を取った、妻のお友達のお母さんも亡くなって、その時はお葬式の最中だったという。長すぎる残暑に、力尽きて逝ってしまう人が多いと感じてしまう。大地をコンクリートアスファルトで埋め尽くして、空を工場の排煙や自動車、航空機の排気ガスで汚して、海にはゴミや工場の廃液や生活排水を流し込んでいる。だから、自然のしっぺ返しがあっても不思議じゃない気がする。ま、願うのは、早く猛暑よ治まっておくれ。