インドネシア人看護師、どだいムリな話。

フィリピンやインドネシアからの外国人看護師が、なかなか合格できないという。429人の候補者で、まだ3人しか合格していない。ま、日本とインドネシア経済連携協定に基づくものらしいのですが、民族間の言語・文化・習慣は全く違うのに、なにもよりによって難関である日本の国家試験に合格させようというのだから、どだいムリな話だよね。

受け入れている病院も大変な苦労があるようで、合格できないとすべての苦労が無駄に終わるようだ。だからこそ、合格させようと受け入れている病院のスタッフたちは躍起になっているらしい。私なら、そんなストレスを抱えている病院なんかに通院したくもないが。そう、なにかに一生懸命になると、なにかが疎かになるのはものの道理。そんなことにとらわれてミスでもされたら取り返しがつかないからね。

この数年、母や父のことで様々な病院を巡ったが、どこの病院も医師はもちろん看護師はてんてこ舞いの忙しさだ。それを解消しようとしてるのだろうが、今は看護系の大学に進学する学生も増えている。それを待ってからでも、遅くはないと思うのだが。母が誤嚥性の肺炎で入院したとき、だんだん落ち着いてきたので、点滴ではなくそろそろ口から食べさせようということで、看護師がゼラチン状のものを食べさせた。でも、その夜にまた嘔吐をして、誤嚥性の肺炎はひどくなった。要は、ゼラチン質は体温の熱で溶けるので、つるりと食べるというか飲み込んでしまう。そのつるりが、また肺の中に入ってしまったのだ。こういう時は通常、片栗粉系のゆっくりと流れるものを食べさせるのだ。だからプリン系は厳禁。それを看護師は誤ったのだ。いくら国家試験に合格したからといって、現場では様々なことが起きる。看護師だって毎日の現場が、勉強の日々だろう。

ところで、インドネシア人看護師は、自身の仕事を医師のサポート、つまり診療の補助と考えているらしい。ところが日本では療養上の世話が主流になっている。インドネシアやフィリピンでは、入院患者のシーツ交換や排泄ケアは家族が主に行っている。日本でも昔はそうだったが。で、ある外国人看護助手は、排泄のケアを頼まれると怒って帰っていったそうな。看護感の違いもあるようだ。小学生レベルの日本語から学ばなきゃならいし、漢字になったら、こりゃ〜大変だ。日本の大学生でも読めない漢字が出てくるのだから、やっぱり無理だよね。ま、日本の大学生よりは遙かに勉強していると思うが。でも、外国人看護師を受け入れることで日本の医療の質が向上するのかい。現状では、日本の医療の足を引っ張っているに過ぎないと思う。さっきも言ったように、私は外国人看護師の合格に力を注いでいる病院には行きたくない。それによって病院が抱えるストレスが医療や治療行為に悪影響を与えそうだから。

まったく自民党政権時代の政治家が、現場を無視してアジア政府間でごますり協定をするから、現場に負担がかかってしまう。もっと医療、看護、介護の質を上げるために、国際間で競うとか、技術レベルの交流ならいいのだが。まったく、自民党にはアホな政治家がいたもんだ。


久しぶりの、陸のゲリピー。

昨日の朝は、ウンチをしなかったという。夕方の散歩は妻から、しっかりウンチするんだよと、くどいほど言い聞かされて出発。5分も経たないうちに、陸はウンチをした。しかし、後半がほどんどゲリピー状態。その後は、やたらと草を食べまくります。アスファルトの道路はしっかりと熱を持っている。見上げれば奈良市街の東側にでっかい入道雲。もくもくと育っているが、ゆっくりと北へ移動しているので、こっちには雨の恵みは届きそうにない。そうそう降ってはくれないね。

50分ほど歩いて、陸はまたウンチポーズをとる。プピーと音が聞こえる。とうとうゲリピーだ。今日は帰ろうね、というとちょっと未練は残るが、しぶしぶ帰路の途につく。先ほどのでっかい入道雲はさらに北に移動して、ピカピカと光っている。遙か向こうなのでほとんど音は聞こえない。家に帰っても、陸はご飯を食べない。水もほとんど飲まない。う〜ん、夏バテなんだろうな。

そして、夜の11時。陸が5分ほど寝ては、場所を変えて。5分ほどでまた場所を変える。だんだん落ち着かなくなった。私がリビングに移動すると陸が来た。すぐに和室に行くと、その目の前に座って、じっと私を見る。行きたいの。ハアハアいいながら、じっと見る。私は靴下を履いて、じゃー行こうか、と言うと陸は玄関に降りた。そして真っ暗な夜中に出発。陸は足早に歩いて、草むらでブビー。しばらく歩いて草むらでまたブビー。そして、帰途についた。夏バテなんだろうな。あとシェパードは胃腸が弱いという習性を取り戻してしまったのか。

ま、なんにせよ、今年の夏は暑かった。奈良の8月上旬の平均気温28.6度、中旬は28.8度。去年は上旬が26.8度、中旬は26.8度。ま、去年は冷夏だったけど。2年前は、上旬が28.3度、中旬は27.8度。そうか、8月中旬以降の暑さがこたえているんだろうな。下旬の今は、もっと暑いのだから。暑さはもういいから、いいかげんに涼しくなってくださいな。陸のためにも。

ところで、奈良の今年8月の熱帯夜が、昨日で合計11日を記録しました。1994年8月の10日から記録更新です。まだあと5日も残っているのに。それでも、大阪の熱帯夜は24日。そのうち28度以上は10日。大阪だったら、陸はヘロヘロだろうね。生きていられないかも。あと、地球温暖化の影響は確実のあるのかも。10年後はいいとしても、50年後は空恐ろしいことになるぞ。ま、私は生きてはいないけど。でも、戸籍上で186歳の人がいるらしい。そんなひとがいっぱいいるんだって。戸籍幽霊がはびこる日本。いかにお役所仕事はいいかげんにやっているかが、よくわかりますね。その山口県防府市の186歳の人と、お話がしたいわ。でも、地方公務員って、こんなにいい加減でいいのかい。