何十年ぶりに食べた、ズイキ。


先日、平群の道の駅に行ったときに、ズイキがあったんだけれど、妻が料理をしたことがないないので、見送った。ところが、なんとなんと、妻が親しくなったお豆腐屋さんに行って、ズイキを貰ってきた。料理方法が分からないと言ったら、調理方法まで教えてくれたそうな。で、今日の食卓はズイキが2品登場しました。

一品は、お揚げさんと一緒に煮たもの。もう一品は、酢の物で、砂糖を入れた甘酢仕上げです。酢の物にすると、ほんのり赤い色が付く。これは、アントシアニンだそうな。まず、煮物をいただく。ブワッとしたスポンジ状のズイキに、しっかりと甘辛醤油の出汁が入っています。これは豆腐屋のおばあさんに教えてもらった、料理法だそうな。ブワッとした感触が懐かしい。最後に食べたのは、まだ自宅にいる頃の、20歳ころかもしれない。季節はいつだったか忘れてしまったが、母の手料理だった。ということは、夏の料理だったのかなあ。38年前なんて、エアコンもなかったし。それでも、過ごせたんだよね。奈良だからね。

まさか、ズイキって、知らない人はないでしょうね。サトイモの大きな葉っぱと、土の中の芋を繋いでいる柄の部分ですよ。これ、食べられるんですから。でも、38年間、たぶん食べたことはない。ってことは、あんまりメジャーではないんですね。ズイキって調べてみると、鉄分やカルシウムが多くって、体力の回復に役立つそうな。産後のおかあさんに、よく食べさせたといわれている。ま、何十年も昔で、そんなに肉とかを食べなかった時代だから、ズイキは重宝されたんだろうけど、今の時代は注目されませんね。でも、カロリーが低くって、食物繊維やカリウムが多いから、ダイエット食材にはいいのかも。やっぱりズイキもそうだけど、旬の路地野菜がその時に必要な栄養素を持っているのかも。ズイキ、おいしいですよ。


3Dテレビ見たけれど、立体感がない。
今、3Dテレビが人気だそうで。そんなわけで、家電量販店に、行って見た。展示してあるのは、どこも60インチ以上はありそうなでかいテレビばかり。その画面は、乱れています。あたり前か、3Dになるような画面だから、専用のメガネを通して見ないとちゃんと見えないもんね。

で、メガネで見た。確かに、奥行がわかる。まるで、リアルなセル写真を何枚も手前から重ねたようで、それが奥行を感じさせるのだ。でも、よ〜く見ると、そのセル写真の一枚一枚がぺったんと平面なのだ。何枚もの動く写真は、あるのだが、それが手前から順序よく並んでいるだけ。やはり普段、人間の目で見ている立体感とは明らかに違和感がある。

おまけに、ずーっと見ていると、頭が痛くなりそう。長時間見ていると、その画像に目を合わせようという意識が働いて、目や頭にストレスが生まれそう。やっぱり、3Dテレビはまだ早過ぎる。ほんの20秒ほど見ただけだが、直感的にそういうストレスを瞬時に感じた。

テレビなんぞは、リラックスして見るのが当たり前のはず。それを、特殊なメガネをかけて、寝ころんでもダメとは。見る側を型にはめ込まないでほしいな。テレビもそんなことより、もっと薄く軽くしてほしいものだ。ついでに安く。

ところで、初めて知ったんだけれど、ソニーって32型でフルハイビジョンがあるんですね。32型は、みんなハイビジョンだけかと思っていたのだが、東芝も32型フルハイビジョンがあるらしいんだけど、置いてなかった。どうしてシャープは32型でフルハイビジョンをつくらないのか。LED液晶だって、32型の上は、いきなり40型になってでかすぎるんだもん。なんでシャープは37型のLED液晶を作らないのか。なんで32型フルハイビジョンをつくらないのか。我が家には、それくらいがちょうどいいのにな。40型はでかすぎます。