あっという間に、お帰りなさったお坊さん。

今日は、父のマンションにお寺さんが来るということで、妻とともに父宅へ。ま、どこのお宅でも、お坊さんを迎えるお家は多いはず。昨日も、図書館帰りに、奈良市街の椿井地区を歩いたけれど、スクーターで走る何人かのお坊さんに出逢った。

さて、父宅でお寺さんを待つ。午後から、ということだったんだけれど、一応、念のために昼過ぎの午後0時30分から待つ。1時が過ぎて、2時が来て。あ〜あ、中京大中京早実に打ち込まれています。高校野球なんて見ることもないが、時間つぶしにしょうがなく見る。で、2時30分が過ぎて、やっとピンポーン。お越しいただきました。お線香をあげて、お経が始まります。始まって3分くらいで、○○家先祖代々、という言葉が聞こえた。しばらくして、なむあみだぶつ、で終わった。はやっ。もう終わり。ま、いいけど。

お寺さんが帰ってから、父は「えらい、短かったな。まあ、お母ちゃんが喜んでいるんやったら、ええけど」と、寂しそうに言った。ちなみにお布施は、お車代と合わせて2万5千円を包んだそうな。相場として高いか安いかは分からない。要は気持ちの問題だから。今度は、お寺に卒塔婆をもらってお墓に立てるという行事がある。またまた、お金がかかります。日本全国各地で、こんなことが繰り広げられているんだろうな。忙しいお坊様、ごくろうさまです。檀家の皆さまも、ごくろうさまです。今、お盆でお帰りなさっているご先祖様、お久しぶりです。お盆だから、ここそこに魂が溢れている。テレビでも、そんなドラマをやっている。ま、見ませんでしたが。

ご先祖様には、今の日本はどう映っているのだろうね。どう感じているんだろうね。そういえば、100歳以上の、未だに生きていることになっている魂もあるかもしれない。俺は、私は、とっくにこっちの世界だ、と怒っているかもしれない。魂を信じないから、生存確認も、身内の安否確認もしたくないのだろう。私も魂は信じないが、これほど人の生き様や生死の確認を疎かにする輩が多いと、魂の逆襲があってもいいと思う。あはっ、ドラマの「帰国」じゃなくって、難しい漢字の「歸國」。チラッと見ました。いいドラマなんだけど、俺には関係ねえ、知ったことか、だろうな、今の若い人にはかつての戦争は。