ショック、初サンマがおいしくなかった。


先日、妻が生サンマを買ってきました。さっそく、晩ご飯はサンマの塩焼き。キラリといい感じで輝くサンマの真ん中に箸で切れ目を入れて、盛り盛りっと大根おろしを乗っけて、醤油をザッと掛ける。そして、パクッと食べる。あれっ、あの感激がない。あんまりおいしくないんです。なんで?

そういえば、妻が秋刀魚を焼くときにも、あんまり脂が落ちなかったという。う〜ん、何というか、塩は効いているんだけど、サンマ特有の旨味が少ない。そう、辛いだけ、という感じ。で、新聞によると、今年のサンマは不良で、その原因は海水温の上昇だそうな。去年も、ちょうど今頃、初サンマを食べたんだけど、その時は、すんごくおいしかった。

でも、考えてみれば、サンマを食べる時期が、だんだん早くなっているような。本来のサンマって、涼しくなって秋らしさを感じる頃に食べたはず。ところが、いつのまにか、どんどん前倒しになって、まだお盆前にサンマを食べている。海水温の上昇もあるだろうけど、やっぱり早過ぎるんですね。熱い海水の中では、サンマだって食欲は旺盛じゃないだろうし、カラダも太らず、脂のノリも悪い。そして、なによりおいしくない。おまけに不漁だから、値段も高くなっている。

だったら、おいしくなるまで待ちましょうか。よく土用丑の日にウナギを食べる人がいるけど、暑い土用の頃はウナギだって夏バテしている。本来、ウナギがもっともおいしいのは春だと言いますから。ま、その頃の養殖ウナギを現地で蒲焼きにした、中国産冷凍ウナギ蒲焼きは、その限りではありませんが。秋の果物だってそうです。サンマも気持ちのいい海水でじっくり育って、おいしくなるまで、私たちは待ちましょう。そして、安くなるまで。1尾78円くらいになるまで。


だんだん減って、日本の小学生は699万人。
今の日本は少子高齢化と言われています。どんどん子どもの数が減っている。そして、今年度は5月の速報値で、小学生総数が700万人を切って、699万人になったそうな。1学年平均にすると116.5万人ですね。速報値ですので、学年ごとの統計人数はありません。ちなみに昨年の平成21年度では小学生総数は706万人。6年生は119.2万人。5年生は120万人。4年生は118.2万人。3年生は117.6万人。2年生は116.9万人。1年生は114.2万人。さらに遡って平成11年度の小学6年生は132万人。平成4年度の小学6年生は154万人。ね、かなり減ってきたでしょう。

で、今年度の速報値に戻ります。中学生総数は355.8万人で前年比4万人の減少。高校生総数は337万人。高校授業料の無料化は功を奏したのでしょうか。なんと大学生の総数は256万人で過去最多なんです。ちなみに前年より3万人の増加。単純に1人あたり大学に100万円を払うとして、大学は300億円の増収ということになりますね。こりゃ〜大学は儲かるはずです。大学教授もウハウハですね。一方で時間給の非常勤講師は、いつ首になるかの不安を抱えている。大学内は天国と地獄です。ついでに大学院生も27万人で過去最多です。お金ばかりがかかると思うけど。

大学志願者は74.7万人で、入学者は69万人。あれっ、浪人する人は6万人弱って、10%以下じゃないですか。ってことは、浪人する人が少なくなっているんですね。40年前の私が高校生だった時代は、クラスの3分の1が大学浪人をしたような。大学の私のクラスだって、現役で入学した人は3分の1で、ほとんどが浪人生だった。ま、今とは比べものになりませんね。大学の授業料が1万5000円でしたから。ほぼ40年後の今は、初年度の納入金が軽く100万円を越える大学がほとんど。なのに大学の進学率は50%を越えて、ますます上昇している。そんなわけで、大学生の学力レベルが下がり、大学だけが儲かる。今年度は、赤字の大学もかなり減少することでしょう。

で、小学生は減少して699万人です。ま、減少したこの機会に、1クラスの人数を30人くらいにして、もっと児童の状況がわかるようにするといいのかも。児童の虐待だって見抜くこともできるだろうし、教師にとっても人数が減れば、負担も減るでしょうね。私が子供の頃は50人くらいいたもんなあ。先生も大変だったろうに。でも児童虐待などはなかった。子どもが親にこっぴどく叱られるのは当たり前だった。中学になると、先生からビンタを食らうようになった。今の子どもは甘やかされているのかも。