一日中、雨、雨、雨。


梅雨だから雨が降るのは当たり前だが、朝から晩まで止めどなく雨が降るのは、奈良のこの地では、梅雨になって始めてのような気がする。一日中雨、という天気予報が出て、3時間くらい雨が降ったら、さーっと止んでしまう。ま、こちらにとってはありがたいのだが、こんな梅雨でいいのか、とも思ってしまう。しかし、依然として土砂崩れなど災害も発生しているわけで、家の裏に山がある、なんて場所にお住まいの方は、ご注意ください。

そういえば、近畿地方はちょうど梅雨入りしてから1カ月が経つんですね。そして、17日には京都の祇園祭山鉾巡行がある。ってことは、もう今日辺りから宵山が始まっているわけだ。7月の15日、16日ってのは、くわ〜っと暑かった気がする。今年は梅雨明けが遅いのかなあ。17日は、てーと、混むからもちろん見に行っていません。祇園祭もいいけれど、遷都1300年祭の奈良にもお越しくださいね。奈良って神社仏閣もそうだけれど、商店街というか奈良町あたりがぶらつくにはいいんですよ。古い町並みで、趣があって。いろんなお店もあって。

写真は梅雨明けを待つ、ユリのつぼみ。本当は、咲いているのもあるんだけど、蕾の方が、今か今かとワクワクするんですね。今は雨でしっとり濡れています。ところで、昨日の深夜、ザーザー降りの時、陸が突然ベッドに上がってきて、私たちが寝ている枕の場所に来て、寝ころんだ。頭の上で、ハアハアとうるさい。あんまりの雨足で、雨音もすごいので怖くなったと見える。でかいくせに、恐がりなんだから、もう。


餃子の王将、売上高マイナスへ。おいしくないものね。
餃子の王将、6月の既存店売上高が前年同月比4.1%の減少となった。そんな記事が昨日の朝日新聞に載っていた。確かに関西では人気らしくって、奈良の店でも昼間はめちゃくちゃ混んでいる。餃子の王将は、おいしくってボリュームがあって人気らしい。ところが私は奈良に引っ越してきて2年以上になるが、餃子の王将に一度もいったことがない。で、5月くらいに初めて行った。

私の定番、チャーハンと餃子を注文。チャーハンというのは、その店の味づくりが一番わかるもの。べたついていたり、変に味が濃かったりで、その店の味がわかるというもの。で、来たチャーハンを一口放り込んだ。ちょっとベチャッとしている。味は薄めにしているが、なんだか化学調味料の味がする。ま、安い中華では良くある味です。次は餃子。確かにでかい、だけ。ジューシーな旨味がまったくない。ニンニクがかなり強い。味はまったく薄い。これは、たっぷりタレを付けないと。妻が作る手作り餃子は、もっと旨味があっておいしいよ〜。

一応、一回で判断するのはよくないということで、もう一度行くことにした。今度は、ホイコーロー定食で。きたものに呆気にとられた。豚肉はでれーんとしている。キャベツはしゃっきり感がたりない。ついでに、友人が頼んだラーメンのスープをすすった。チャンポンのスープと同じ味がする。食品添加物をいろいろ組み合わせて、こういう味ができるという見本みたい。それ以降、餃子の王将は、一度も行っていません。

私も50代半ばです。あんまり塩分の高いものは避けなければいけません。別の中華料理店に行ったけど、そこは味が薄いと思えるほど、ほのかだが確実に旨味が味わえる。薄味だからこそ、素材自体のおいしさが味わえる。私たちは、こういう味がいいんですね。餃子の王将は、いわば化学調味料だらけのスナック菓子やファストフードで育った若者には、合う味なんですね。大阪って味に厳しいというけど、大阪で流行っているってことは、大阪の人も味に鈍感になったのかな。

私と同年代の友達は言っていた。餃子の王将なんて、ちっともおいしいことあらへん。安くてお腹いっぱいになるから、若者が行くんや。でも、餃子の王将も、餃子以外のメニューはそんなに安いとは思えない。東京にある、東秀の方が、安いしおいしかった。大阪も味のレベルが落ちているのかも。それとも、味のわからない若者が増えちゃったのかな。