「り」の字。


別に、とりわけ仲がいいとか、そういうわけではないのです。猫の殿は、絨緞の上なら、横になって寝そべります。不思議と板間の上ではそういう体勢をとらないのですよ。犬の陸が、伏せするときは何かを待っているんですね。今は台所で、夕飯の用意をしています。もちろん、陸のためのご飯はとっくに用意しています。でも、おかあさんの何かを待っているんですね。実は、猫の殿は、陸が散歩中にしこたま大好物のエビさんをいただきました。それで気持ち良くなって、びろんと伸びています。だから陸は何かをもらえるかもしれないと、お母さんの顔を窺っているのです。お母さんは、そんなに甘くはないですよ。ふたりで「り」の字。けっして、い、には見えません。


大相撲中継しなかったら、NHKを許しませんよ。
NHKの内部では、大相撲の名古屋場所を放送するのか、しないのか揺れているようです。それにしても、大相撲中継に反対という人が結構多いようです。反対の人は、きっとそんなに大相撲に関心のない人でしょう。本当の相撲ファンなら、決して見放さないはず。野次馬ゴコロで、簡単に中継反対と言ってほしくないですね。相撲中継をしなかったらNHK受信料の支払いを拒否する、そんな人も多いんじゃないかな。

私は、少しも相撲ファンではありません。ほとんど相撲には関心がない。先場所だって、誰が優勝したのは知りません。そんな私が、大相撲の開催と、NHKの中継放送を切に望むのは、相撲がお年寄りにとってなりより大切な娯楽だから。去年に、89歳の父が入院していたときもそうでした。大相撲を楽しみにしている。その他の病室を見ても、患者さんはお年寄りが多く、男女を問わず大相撲を見ている人は多かった。

いくら外国人力士が多くなったって、相撲は相撲なんですね。その取り組みに技の応酬に一喜一憂するのですね。なので、お年寄りの楽しみを奪わないでくださいな。NHKは大相撲を中継すべし。相撲ファンでもないのに、中継反対だなんて、軽々しく言わないでほしい。お年寄りには、足で蹴るゲームはわかりません。大相撲こそが面白いのですから。

関係ないんだけど、ラグビーの日本代表って、なんであんなに外国人が多いんだろう。それって、卓球の代表選手に元中国人が多いのと同じ原理なのだろうか。だから、卓球もラグビーも日本では人気がないんですね。大学ラグビーは人気があるのに。大相撲も、しっかりと日本人力士を育成しないと、そのうちお年寄りからも見放されますよ。