妻の机の上に、蟻が現れた。


数日前の深夜の出来事。なにげなく、妻の机の上を見ると、小さな黒いものが動いている。よーく見ると蟻が行進している。さらに蟻が電気コードの上を伝って、台所のカウンターテーブルを超えて、シンクの置かれたハチミツの空容器に群がっていた。その数は数十匹以上。私は、すぐにヤカンで湯を沸かした。キッチンで薬なんか使いたくないですから。で、蟻の群れに熱湯をかけて、とりあえずシンク内の蟻は退治。しかし妻の机には、次から次に蟻が上ってくる。これは、指で押しつぶすしかない。きりがない。もう夜中、寝ます。

しかしハチミツの魅力は凄いものがあるのですね。遠くから蟻を呼び寄せるとは。子供の頃に、縁側なんかで砂糖菓子を食べこぼしていて、しばらくたって気が付いたら、蟻が群がっていたなんてことがよくありました。今の蟻は、砂糖くらいじゃ見向きもしないグルメさんになっているのかも。

今日でも、数匹の蟻さんが机や壁を歩いていた。また、プチプチと指で潰す。ところで、潰した蟻を猫の殿の前に差し出すと、ペロリとなめて食べるのだそうな。妻が机の上でプチプチと潰すと、次から次へ舐めていたという。君は蟻食かい。そんな猫もいるんですね。それより、蟻の出所を突きとめないと。


大相撲名古屋場所の開催を、切に望みます。
私は、大相撲に全く興味がない。今や外国人力士ばかりが増えて、取り口にも面白みがなくなったからね。だから今の大相撲が消えてなくなろうが知ったことではない。しかし、そんな大相撲でも楽しみにしている人がいっぱいいるんですよ。私の89歳の父もそうですが。今、サッカーのワールドカップをやっているでしょ。でも、父にとって、「あの、足で蹴るやつ、ようわからへん。少しも点が入れへんな」。まあそんなものです。

そんな父が楽しみにするのは、昔から必ずやっている大相撲なんですよ。たとえば、田舎に行けば行くほど、お年寄りが多ければ多いほど、大相撲は貴重な娯楽なんですね。野球賭博は確かに悪い。でも、麻雀でお金を掛けない人はまずいないでしょう。私は26歳で麻雀をやめましたが。ゴルフのコンペや友達同士のゴルフでも、ハンディをつけてお金を掛けるのもよく耳にしますね。だってそのためにハンディがあるのだろうし。なにより、お金が掛かるから気合いも入るというもの。

花札やトランプで、少々のお金を掛けるのはいいのではないかい。勝負感だって磨かれますから。もし世の中で、麻雀や花札などの賭け事を取り締まったら、すごい人数があぶり出されるでしょうね。でも、麻雀はかなり下火になったようですが。ま、多少知識があれば、株とか先物取引とかに手を出せばいいんですけどね。

ま、とにかく、お年寄りの貴重な楽しみを奪うのはまずいですよ。とにかく、内部から体質を改めることですね。私たちだって、些細なことには目をつむりますが、賭博はやっぱり良くない。なんせ法律で禁止ですから。そろそろ日本でもカジノが必要かもしれませんね。博打を堂々と楽しむためにも。そんなわけで、大相撲名古屋場所の開催を、切に望みます。お年寄りの楽しみを奪わないでね。