タイルの上が、ひんやりと。


犬の陸です。冬の寒い間は、絨緞の上を好んでいた陸が、少しずつ暖かくなるにつれ、板の廊下で寝そべるようになり、とうとう玄関のタイルの上に移動した。タイルの上は、冷やっこくて気持ちが良さそうです。しかしまだまだ6月の上旬。気温の上がる7月、8月になったら、どう過ごすのだろうか。いささか心配。それにしても、君はよく寝るよね。犬ってのは、睡眠時間が12時間以上。猫の方が犬よりも、約30分ほどよく眠るとか。ま、君たちがよく寝ることができるのは、リラックスできているからなんですね。

ちょっとネットで犬の睡眠を調べていたら、睡眠の2割はちょっとやそっとでは目を覚まさない熟睡状態。このとき、カラダは完全に休息しているが、脳は活発に活動していて、この間に記憶の整理や統合をしているらしい。犬にとっての記憶の整理とは、一日の出来事を思い出し、やって良い事と悪いこと、嬉しかった事と嫌な思いをした事を振り分けて、犬にとってプラスになる記憶が強化するとか。だから、どんなに仕付けや訓練をしても、犬が深い眠りを取れないと、記憶の整理ができないで、いつまでも仕付けの効果がでないらしいですよ。人間も、同じかもしれない。

そんな事を書いているうちに、陸はまた廊下に戻って、私たちが見える場所で寝て、今は私のパソコンデスクの下で寝ています。というより休んでいます。しょっちゅう目は開けているからね。



大学生の読み書き不十分、だとさ。
今年2月に東京大学が、全国の国公私立大学で授業を担当している教員1万7000人に、学生の勉強意欲などの質問票を郵送した。で、31%の5300人から回答があったとさ。31%の少なさ、教員はアンケートが嫌いなのか。調査や研究をする教員が、アンケートに答えないって不思議だよね。

で、自身が担当する授業の出席率を尋ねたところ、平均で86%だった。へえ〜、凄く高いじゃん。信じられない。ということは、アンケートに答えなかった教員の授業出席率は、どんなだろうね。回答をしない69%にこそ大学が抱える問題があるのだろう。

そして64%の教員が、授業中の携帯電話や私語に困っているらしい。こりゃ〜大学の授業も地に落ちている。ま、学生のレベルが、地に落ちているのだろうけど。で、さらに学生は、授業以外ではほとんど勉強していないと見えるらしい。そりゃに、3年生の今の時点で、就職活動を科せられているようじゃ、落ち着いて勉強もできないだろう。でも、本当は勉強する学力レベルがないんじゃないの。

で、学生の学力について。専門分野の基礎的理解では、68%の学生が理解不十分とか。さらに、国語の読み書きでは、50%の学生が不十分だったとか。小学校レベルの漢字の読み書きもできない大学生がいっぱいいますからね。ま、Fランクの大学も増えています。成績が悪かろうが、勉強する意欲がなかろうが、入学金や授業料を払えば大学に行ける。そんな大学が多すぎるんですね。それを当てにして金を集める大学もある。そんな大学にも補助金が出る。補助金は国民の税金です。たまったものじゃないねえ。

ま、これはアンケートに対して、返答のあった31%の結果です。返答のなかった69%では、もっと悲惨な学力レベルが想定されます。今や単なる大卒として就職の受け皿となった大学でしかない。しかも就職活動に追われて、まともに勉強をする機会もないのかもしれない。じゃ〜一体、大学ってなんなの?大学全入時代と言われています。それは、いいんだけど、レベルがね。勉強意欲がね。就職のための大学だったら、意味が違うだろうし。