奈良市内で見つけた、麩。

ちょいと用事で奈良市内へ。奈良町から、餅飯殿商店街、椿井町を巡っての帰り道。ふとなんの変哲もない商店を見ると、大和の麩なるものが、置かれているではないかいな。で、手前にはくるま麩がある。私たちは、麩が大好き。汁ものなんかにブワッと入っていて、その麩の中までしっかりと味が入っているのが好き。時々、中は味がなく、味も素っ気もないものがある。麩って、結構難しいんだよね。

で、さっそく夕食にはその麩が出た。麩とサヤエンドウを玉子とからめて、甘辛く煮たもの。どっちかというと甘めではあったが。ブワッとしていて、中までしっかりと味が染み込んでいて、サクサクのサヤエンドウと良く合います。この麩は吉野で作られたもの。

そういえば、ゴールデンウイークの吉野の旅館の話しが新聞に出ていた。遷都1300年祭で、近い奈良市のホテルはいっぱいで、吉野の旅館にも泊まる人はいたそうな。ところが宿泊した人は、朝早く旅館を立って、遷都1300年祭のある奈良市を直ぐに目指したそうな。吉野にも見所はいっぱいあるのにと、旅館の主は、恨めしそうに語ったという。せっかく吉野に宿泊したのなら、吉野の初夏も素敵だろうと思うけど。周りには目もくれない人が多すぎるんですね。奈良は、美しい自然がいっぱいあるのに。


12年前のカズ外しは、当然だった。
サッカーのワールドカップ日本代表が発表されましたが、川口選手がサプライズメンバーとして入ったことと対比して、12年前のフランス大会のメンバー発表で三浦知良選手が外れたことを、マスコミは強調していますね。

でもね、当時私はカズが落ちるのは当然だと思っていた。テクニックはあるけど、突破力がなかったもの。相手の背後に走り込む、ダッシュ力が非力。これは、テクニックに頼りすぎるからでしょう。だから、連携力を重視した岡田監督は、カズを外した。

さらに振り返る、ほぼ16年前。ドーハの悲劇と言われているアジア最終予選イラクとの試合ですが、日本がリードしてロスタイムに入ってから、日本選手は審判に試合終了のアピールをする選手が何人かいた。まだ試合中にも関わらず。その当時は、ロスタイムの表示もなく、主審の時計がすべてだったはず。だから、試合を見ていた私は、試合中にもかかわらず、主審にアピールする選手がいたことで、これは完全に試合から集中力が切れていると思った。きっと、やばいことになる。

案の定、コーナーキックを取られて、ショートコーナー、パス、ボーンと蹴って、キーパー松永はまったく動けなかった。同点にされた。それでワールドカップの初出場はなくなった。そう、この時、審判にアピールしていたのはカズだった。しかもフォワードのカズが、最後尾まで下がって、それでも抜かれてやがんの。ま、イラクも必死だったでしょう。だってフセイン政権だもの。勝ったら敵国のアメリカに、堂々と乗り込めたのだからね。負けたら、命が。

ま、そんなわけで、12年前にカズが外れたのは、当然だった、と言いたいだけです。それに悲劇でもなんでもない。おこるべきかもしれないで、起こってしまった、つまらない凡ミスです。だから悲劇でない。ドーハの凡ミスです。そんなことを思い出した。昔の話しです。