なんだろう、12年ぶりに会った同窓生に思う。

私が生まれ故郷の奈良に帰ってから2年になる。その間、同窓会的なものは、全く情報がなかった。一昨日、突然に今日集まるからと、誘いを受けた。テーマは、あるひとりが、博士号を受けたから、それを祝うという趣旨だった。私、私にこないかと誘ってくれた友人、博士号を受けた彼。その共通点を考えると、同じ中学校、同じ高校という間柄。しかしその会場がお好み焼き屋で、中学校の同窓生のなにか関連がありそうな店。メールを見ると、持ち寄り。ん、ん、ん。一体、どんな輩が集まっているんだろう。

持ち寄りというから、一応焼酎の900ミリリットル瓶と、妻に作ってもらった筍の姫皮のきんぴらを持って、本日は貸し切りという張り紙をしてあるお好み焼き屋のドアを開けた。で、店の中に入り、みんなの顔を見渡す。わかる。わかる。み〜んな、かつて見たことがある顔。そうか、近隣に住む中学校の同窓生が集まっているんだ。私の不安は、ウソのように吹っ飛んだ。あとは、久しぶり〜。どうしてんの。なにしてんの。の応酬。

で、あの時は、あんなことがあった、こんなことがあった、などと。中には、小学校も一緒の連中がいる。時々、そんな古い話になる。もう思い出せませんって。もう45年以上も前の話。すっかり、忘れています。でもみんなとそんな話しをしていて、やっと奈良へ帰ったと感じがした。ところで、その面々は12年前に同窓会で会っているんだけど、その時はほとんど私は話ができなかった。私は、1時間くらいしか顔を出せなかったから。だから30年ぶりくらいに、みんなとしゃべった。いい時間だったなあ。