道具屋筋で、妻の希望に叶ったミキサー、めっけ。


大阪へミキサーを探して行った時です。昨日のブログにも書いたんだけど、本当は家電の街でミキサーを探すはずだったんだけど、偶然にも道具屋筋に入っちゃった。そうか、ここでも調理器具や道具は売っていたんだ。すると、妻の目はランランと輝いてくる。厨房機器に、調理道具、器、容器、なんでもござれ。提灯から、店頭ポップまでが並んでいる。お品書きのファイルもある。要は飲食店を開くなら、ここで必要なものがすべて揃うわけですね。いや〜私が見ていても面白い。妻は言います。一日中見ていても飽きない、と。なるほどね。たとえば、クッキーの型抜きする型が、本当にいろいろある。ケーキの上にチョコレートとかで文字を書く、その口先が何種類も揃っている。そりゃ、妻の目がランランだわ。

そんな道具屋筋だから、当然、妻が欲しかった容量1.5リットルのミキサーが見つかりました。さてと、ミキサーに目星は付いたから、昼飯を食べなくては。もう午後1時はとっくに廻っています。そこで、道具屋筋の外側を廻ることに。どこか食べ物屋さんくらいあるでしょ。少し、歩く。意外とないものですね。50メートルくらい先に人だかりが。近づくと、うどん屋さんに行列が。もう1時半を過ぎているんですよ。その先にも行列が。ここもうどん屋さんです。さらに歩いて、グランド花月の前で、また行列。たこ焼き屋さんです。そのちょっと先にも行列。これはオープンしたばかりのクリスピードーナッツ。なるほど。大阪では、並ぶ店と、並ばないガラガラの店。極端ですね。でも、腹減った。ふと見ると、ゆかり、がある。2人しか並んでいない。で、やっとこさ昼ご飯にありついたのでした。ゆかり、ちょっと高いけど、本当においしい。もう2時を過ぎているのに、テーブルは常に満席です。大阪は、おいしいと自分が知っている店か、ある程度の行列のある店を選ぶのが、ベストの選択なんですね。それが大阪で、外さないコツだとわかりました。奈良や京都は、おいしくない店がいっぱいあるのにね。


信越放送取材ヘリ墜落事故の判決。
平成16年、長野県で信越放送のヘリが送電線に接触して、乗員4人が死亡した。その死亡した信越放送記者の遺族が、送電線の管理者の中部電力や、信越放送、ヘリ運航会社、さらには国に対しても賠償を争っているという。2審の判決があったようだが、何に対して認めて、何に対しては賠償を認めない、という判決は無視して、もう一度、考えたいと思う。

ヘリが送電線に接触して墜落した。その送電線に、昼間傷害標識がなかったことが事故の一因とされている。あほか、ですよね。送電線は、地域住民に大切な電力を送るインフラです。そりゃ、遺族にすれば、なんでそんなところに送電線があったのか、なんていちゃもんをつけたくなりますよね。でも、送電線は、標識があろうと、なかろうと、そこにあるんです。だから、はっきり言って操縦士のミスです。あるものを避けて飛ぶのは当然でしょう。

さらに、遡って、なぜヘリコプターは飛んだのか。この地方で起きた死傷者交通事故の取材のために飛び立ったという。地上で起きた、交通事故なのに、なんで空から取材をする必要があるのか。そりゃね、できるだけ早く現場について、燃えさかる自動車とか、現場の悲惨さを上空から、撮影したかったんでしょ。そんな、ハゲタカのようなマスコミが多すぎます。

阪神淡路大震災の時に、燃え上がる炎や煙を目標に、ヘリコプターが大挙来襲しました。しかし、上空の爆音で、救いを求める人の声はかき消され、救助活動に支障が出たことは誰もが知っている事実です。20年くらい前に、横浜の住宅地を通ったときに、上空に7〜8機のヘリが旋回していました。その爆音は凄いものでした。その付近で、人質の立てこもり事件があったようです。そんな爆音を響かせたら、犯人だって精神状態がさらにおかしくなるだろうに。ヘリの凄まじい爆音は、本当に私たちの心を不安にさせますね。

私が住んでいる奈良でも、ヘリはよく飛んでいます。爆音を振り散らしながら。まったくもって、うるさいですね。東京は、よく飛んでいました。杉並の私が住んでいたボロアパートなんて、ヘリが接近すると、建物がビリビリと振動する。それほど、やっかいなじゃまものなんですよ。そりゃ、災害救助、緊急医療には、活用してください。でも、必要のない取材や、興味本位の撮影で、騒音、いや爆音を振りまくのはやめてほしい。だから、信越放送に言います。本当に適切な取材だったのか。焦ったあまり、ヘリを飛ばしたのじゃないか。焦ったことで事故につながったのではないか。遺族の悔しさもわかりますが、ヘリはうるさいのですよ。できれば、緊急の時以外は飛んで欲しくはない。みんな、静かに暮らしているのだから。