久しぶりの平城宮跡、1300年祭で工事も活況。

今年初めての、平城宮跡です。去年、最初に行ったのは、いつ頃くらいだっけと妻に聞いた。ちょうど、土筆が伸び出した季節だと、妻が言う。じゃ〜、天気もいいので行こうということになり、久しぶりの陸との車での散歩です。

車に乗っている間、開けてやった窓の間からず〜っと外を見ている。うれしいんだろうな、外の景色を見るのが。商店街の中で信号待ちしているとき。車の直ぐ横は歩道です。陸を見て、にっこりと何か言いたそうに歩いていく人。びっくりしたと驚く女子高生。そりゃ〜ね、大きい犬が、窓から顔を出してたら、いろいろな反応があります。

平城宮跡に到着すると、猛ダッシュで草むらに突っ込もうとする。さっそくの匂い嗅ぎです。私は陸に引っ張り回されるばかり。しばらく好き勝手匂いを嗅ぐと、今度は我に返って、おかあさんを探します。妻は写真を撮りながら、悠然と歩いてくる。すると妻の元へ、猛ダッシュ。はあ、疲れる。

ここはだだっ広くって好きな場所なんですが、今年は遷都1300年祭で、いろいろと建物ができている。パビリオンかい。こんなもん、いらないのにね。しばらく歩くと、この場所の風流をぶち壊す、嫌なアスファルトの匂いが。草地の上に道路を造っています。で、その道路をよく見ると、なにかシートのようなものが敷いてある。その上に、道路を乗せて舗装をするみたい。ってことは、この道路は、いずれ取っ払うってことなんですね。だったら始めっから作らなきゃいいのに。

その建設中の道路の横に土筆がいっぱい生えている。ってことは、その道路の下にも本来、生えるはずの土筆があるんですね。かわいそうに。遷都1300年祭があるこの一年は、アスファルトの下で我慢してください。妻は土筆採りに夢中。陸は待ちくたびれている。朝の散歩は、いつもこんな調子だったんですね。