そうだ、今年は平城京遷都1300年祭。

奈良に住んでいる私です。で、少しはピーアールというわけで。今年は2010年で、藤原京から平城京に遷都したのが710年で、1300年目というわけです。奈良の各地では、1000以上のイベントが行われるそうな。

といっても、毎年行われるイベントもあるから、なにがどうのこうのって、説明できません。その辺のことは、平城京遷都1300年祭の公式ホームページでも見てくださいな。

ところで、今から110年くらい前に棚田嘉十郎という人が、平城宮跡の保存を呼びかけたそうな。その頃の平城宮跡は、水田や畑となって人々はただただ耕して米や麦を作っていたんだって。そりゃね、千年以上も経てば、かつて都といったって、何にもなくなりますよね。でもまあ、見事に何にもなくなったものだ。で、棚田さんは私財を投げ打ち、寄付などを募って平城宮跡の買収を進めたそうな。1910年には、1200年祭が結構盛大に開かれて、平城宮大極殿跡の木柱が立てられたとか。

ま、そこから100年後にやっと平城宮大極殿が復元したというわけですね。でもこの大極殿って、何に使うんだろう。登って見るだけ?それとも巨大なオブジェ?やっぱり、ここで踊りとか舞いとしなきゃ〜ね。それらしいイベントがほしいね。でもなんでど真ん中を近鉄電車が横切っているんだろう。早く地下化してね。すっきりするから。

私にとって平城宮跡は、だだっぴろい陸の散歩場所なんだけどね。今年は、散歩がしにくくなるのかな。千年以上が経過して、平城宮がただの田畑になってしまったように、千年経てば東京が田畑になることはないけど、どう変わっているんだろうな。そんな思いも込めて、ぜひ奈良へお越しください。もっと暖かくなってからでいいですから。その頃になれば、1300年祭の概要がわかるでしょ。