箱根駅伝、東洋大が優勝したけど。

久しぶりに箱根駅伝観戦というわけでテレビを見たけど、なんか異様にショーアップされた感じ。9区から10区に、たすきリレーされるときに、時間制限がある。トップから20分以上遅れると、たすきを渡されずに繰り上げスタートとなるのだ。

ところがテレビ中継は、この場面をクローズアップする。まるでワザと繰り上げスタートに注目を集めさせて、視聴率を集めようとしているようだ。以前は、そんなことがなかったのになあ。

そういえば、出場チームも20チームに増えている。以前は15校の出場枠で、優勝を争っていたはずなのに。で、シード校は9校だったはず。ところで、学連選抜って何だ。意味があるのか。だから、15チームを20チームに増やせば当然、上と下のレベルは拡がるわけで、20分遅れの繰り上げスタートも可能性が高くなるわけだ。

このように出場校を多くして、ハプニングも多くして、視聴率を稼ごうという狙いなのだろう。むろん大学側にも思惑がある。テレビに大学のチームが移れば知名度アップに効果がある。駅伝部を作り、留学生の選手なんかを入れて、チームを鍛え上げて、箱根駅伝に出場すれば、入試直前の新聞広告やテレビコマーシャルをするよりも名前が売れる。山梨学院大学や日大のように、留学生のアフリカ人選手を注ぎ込んで、順位だけを上げようとする大学もある。いい加減にしてよね、という感じ。なんで、日本人だけで走らないのか。

箱根駅伝でも好成績を目指す大学が留学生を巻き込んで。日本テレビ箱根駅伝エスカレートさせて。もうすぐ入試がはじまる大学は、ここぞとばかり名前の売り込みに精を出す。大学の宣伝がエスカレートしています。受験生の皆さん、しっかりと大学を選びましょうね。その大学は赤字経営ではないですか。その大学は定員割れしていませんか。その大学は、来年も学生を募集するでしょうか。昨年、5つの大学が学生募集を停止しました。お気を付けて、お入りください。



雑煮がうまい、その訳は。

我が家でも、年の最初は雑煮でいただきます。今年の雑煮が、とっても美味かった。そうか、出汁が違うんだねと、私が言う。そうよと、妻が言う。

さかのぼれば10日ほど前に、奈良市内の我が家の行きつけ「西口かつを店」に行ったときに、いつもは100グラム210円のかつお節を買う。その時も、210円のかつお節を1キロ買ったが、さらに100グラム360円のかつお節を300グラム買った。ちなみに一番高いのは100グラム460円です。

さらに、1カ月ほど前、妻の友達が我が家を訪れた。その時の、お土産が、猫の殿のためのモノだった。なんでも広島から取り寄せた、極上のいりこだそうな。もちろん、殿にもあげましたよ。でも、ちょっとばかり、私たちにも使わせて、というわけで、奮発したかつお節と、極上のいりこで出汁をとったという。それが、お雑煮の出汁として登場しました。

我が家の雑煮は、妻の里の岡山流。椀の出汁の中に、ほうれん草とお餅が沈み、そこへ、モガイ、ゆりね、こぼう、ぶり、人参などを、トッピングで加えていきます。これが美味いんだな。で、一口、つゆをすする。去年とあきらかにお汁の味が変わっていた。そうなんです、良い出汁を使うと味わいがこの上もなく深まる。それを実感した今年の正月でした。もちろん、妻の料理の腕にも感謝です。あっ、かまぼこ、忘れている。

ところで、余談ですが。猫の殿には、ご飯の折に、いつものご飯と100グラム210円のかつお節を入れている。まあ、いつものようにたべる。ところが、お正月というわけで、そのおいしい出汁が取れた100グラム360円のかつお節を入れてやると、もう夢中でがっついている。こりゃ驚いた。食べっぷりが違う。いちばん味に敏感なのは、猫なんですね。そのうちに、殿といりこの話もしましょうか。