遷都1300年祭って、何するの?

ふと新聞を見ると、来年の奈良のお祭りが、世間によく知られていないそうな。来年は平城京に遷都されてから1300年目にあたるからお祭りをしようというわけです。遷都1300年祭です。

でも考えてみたら15年前の1994年に京都では、平安建都1200年祭をやっていたんですね。それの2番煎じってわけです。京都の場合は、なんとなくイメージがつかみやすい。でもこの平安神宮って、平安遷都1100年の明治28年の時に作られたものだったんですね。

奈良も惜しかったね。お金があれば、平城神宮というよりプチ都のようなものを作って、実際に物を売る市場なんかを再現すれば面白かったのに。奈良時代風の市場やアウトレットモールのようなものを。すべて平屋で、瓦屋根、もしくは茅葺き屋根とかでさ。そうすれば、生活にも役立つわけで。場所も広いからね。今となれば遅いけれど。イオンとかが巨大なショッピングモールを作っているけれど、外見的に大きいだけで味気ない。

それにしても真ん中を走る近鉄電車は、平城京跡をまっぷたつに分断して、じゃまだね。おっと高校の通学時には利用しましたっけ。ねえ、近鉄さん。線路を地下に埋めない。そうすれば、平城京跡がすっきりするのに。地下化しましょうよ。ついでに、電信柱も、電線も地下化に。さらに狭い道路沿いの溝はふさぎましょうよ。危ないから。

おっと、遷都1300年祭って何するの、でしたね。で、何するの?と妻に聞いても、さあ〜。妻が近所の人に聞いても、さあ〜。まあ、15年前に京都でやったようなことなんでしょうね。若草山の山焼きとか、二月堂のお水取りとか、バサラ祭り、燈花会、春日若宮おん祭なら、わかりやすいんだけど。そんなもん、毎年やっているから。

ちなみに明治43年の1910年には奈良で遷都1200年祭のようなイベントをやってましたっけ。そんな当時のことは、誰も知らないのか。来年は奈良へ遊びにおいでと、せんとくんが呼びかけているけど、何を見においでと言っているのかがわからない。奈良県民がこういう状態ですから。