おいしかった、「ゆかり」のお好み焼き。

大阪へ用事で出掛けて、ついでに昼食を食べようかということになった。前日に、何食べる、と私。フランス料理かな、と妻。そんなの、おばさまたちじゃ〜当たり前で面白くないよ。吉野家の牛丼で、どう?ええ〜と返す妻。だって一度も食べたことがないんでしょ。とまあ冗談半分に。

じゃ〜大阪といえば、お好み焼きだから、それにしようと。で、どこに行けばいいんだろうと、ネットで調べてみる。有名なお好み焼きチェーン店は、絶対行きたくないし。あんまりおいしくないという噂もあるから。で、「ゆかり」という店がおいしいらしい。店舗も大阪だけで8店、関東に3店。これくらいなら、良しとしよう。

そんなわけで、用事の前に「ゆかり」の曾根崎本店に到着。12時ちょっと過ぎで、店はそんなに混んでない。はずれなのかな、と。私が塩焼きそばを注文し、妻はスジ入りお好み焼きにした。実は自分で上手く焼く自身がない私。だからなのです。おまけにお好み焼き屋なんて、10年以上ぶり。

しばらくすると、従業員の若い女性が器を持ってやってきた。手早くかき混ぜ卵を入れて、またかき混ぜ、鉄板の上にネタを半分落とす。次にこんにゃく入りのスジを真ん中に入れ、残ったネタで蓋をする。なるほどね、というか焼いてくれるんだ。ま、いいか。黄色くおいしそうに焼き上がった頃、塩焼きそばが来た。妻が食べると、ラーメンの味がするといった。結局、私はソースをかけた。焼きそばはいまいち。

なんどかお好み焼きがひっくり返されて、ソーズがかかり、からし、と仕上げにマヨネーズで完了。妻はたっぷりとかつおぶしを乗っけた。隣の人をみると、さらにこんもりと乗せている。食べ慣れているんだろうな。で、私もひとくち口に入れる。これがおいしいんだな。ほんのり甘さがあって、とっても上品な味わい。妻もいう。ここのはおいしい。他の大手チェーンはベタベタしていて、粉っぽいそうな。焼き上がりがおいしそうだったけど、食べると確かにうまい。10数年ぶりだから比べようもないんだけど、後味がよい。また来たくなる味です。ま、10年後にね。はずれでなくって、本当に良かった。