ワンチ君が亡くなって、はや2年。

陸がワンチ君の骨壺が置かれた棚の下に来て、上を伺っています。今日はワンチ君の命日。骨壺の前には、大好きなササミジャーキーが供えられています。

クンクンと鼻をならす陸。ワンチ君としっかりお話をして、ワンチ君が食べていいよと言ったら、お食べなさい。そう陸に言い聞かせて、私たちは3時間ほど外出した。

帰ってみたら、お供え物のササミジャーキーは消えていた。妻が陸に、ほんとうにワンチは食べていいよと言ったの、と追求している。そんなこと、言われても〜っと知らん顔する陸。

もう一度、妻はササミジャーキーを供えて、私たちはテレビのある部屋に行った。しばらくすると、向こうの方でバリバリと音がする。ま、いいか。ワンチ君と仲良く食べなさい。

もうあれから2年になるんだなあ。慣れ親しんだ岡山から、大分の地に渡り、半年ほどで逝ってしまったワンチンコンチン君。享年17歳だった。陸もしっかりと生きるんだよ。