もやっている大阪。

久しぶりに妻と一緒に大阪へ。近鉄電車で石切駅からくだっている間に、車窓から大阪が一望できる。今日も大阪は靄っている。

ご近所の人の言葉を思い出した。そのご近所さんが、奈良で暮らし始めたのは、子供が喘息ぎみだったので、大阪から空気のきれいな奈良へ引っ越したという。それが25年前だったそうな。

確かに、私も30年ほど前に、1年間だけ奈良から大阪に通勤したことがある。その当時も、確かに大阪はもやっていた。いくら排ガス規制が進んでも、こればかりは変わらないね。

橋下知事が、府庁のWTC移転問題で、すったもんだしているのも要因かもしれない。なんてね。妻が聞く。すっきりと向こうが見えるときはないの、と。向こうとは、神戸や淡路島か。確かにそんな記憶は、ないね。

考えてみたら、私は空気の悪い東京で27年も暮らした。東京って、高台から一望できる場所って高尾山くらいしか記憶がない。その時も、都心までは見えなかったと思う。東京も大阪も、人口は増加中。だから奈良県は人口が減少中。ま、せめて空気のきれいな奈良が、いつまでも維持できたら、それで良しとするか。