でっかいお芋が、ゴロンゴロン。


日曜日に妻が芋掘りに行ってきた。5月の終わり頃に植えて、やっと収穫らしい。今年は、雨が少なくて出来が悪かったらしい。梅雨が期待はずれで、いろいろな作物に影響を与えているんですね。

それでも、こんなにゴロンゴロンあるんだから、出来が良かったらびっくりだろうね。中には、ひょうたん型のサツマイモがある。植えて芋がちょっと発育したときに雨が降って、長い間雨が降らなくてくびれが生まれて、また雨がちょっと降ってくびれの先が大きくなって、それでひょうたん型になる。面白いですね。

でも、農家の人はそれじゃ困るわけで、来年こそはしっかりと梅雨らしい天気であってほしいですね。さてさて、まず妻が作ったのは、芋ごはん。栗ご飯もおいしいけど、芋ごはんもいいね。40年ぶりに食べたような。懐かしい味です。

次は大学いも。まだあつあつですが、冷めてくると表面の砂糖蜜がパリンパリンになって、これも懐かしい味。子供の頃のおやつって、さつまいもが多かったような。ふかし芋なんて、おやつの定番だったんだけど、時代は添加物がいっぱいのスナック菓子になりにけり。

一番右の写真は、そうです、豚汁。豚汁の中に、サツマイモがちゃぷちゃぷしてます。この豚汁は、九条ネギを大きめにして入れてあるのが特徴かな。しめじ、大根、にんじんなど、野菜もたっぷり。豚汁さえあれば、ごはんが食べれちゃうもんね。ま、そんなわけで、豚汁がおいしい季節になりました。


がっかりの茶粥御膳。

先日、母の5カ月目の命日にお寺に寄っての帰り、奈良市内のとあるレストランで茶粥御膳だったか、茶粥定食だったか忘れたけれど、注文して登場したのがこれでした。茶粥って、どんなのが出てくるのだろうか。

で、さっそく茶粥のおかずというか、料理が運ばれてきた。これを見て、私は唖然とした。ハマチとマグロの刺身に、天ぷら。天ぷらには海老が2尾あったけど、どうせ輸入物のブラックタイガーでしょう。

さらには、野菜の煮物。妻はタケノコは缶詰だったねと。そりゃそうですよね、この時期にタケノコはない。ひょっとして中国産だったりして。香の物にちらっと奈良漬けが入っていた。豆乳豆腐も、妻曰く、かつおの味が勝っていて、そのままではあまりおいしくなく、私の刺身醤油を使って食べた。

以前、妻が奈良町のどこかで茶粥の定食を食べたときは、香の物が5種類もあり、豆を煮たのとか、白和えとか、茶粥にも抹茶塩なども用意して、皿は多くなく、質素ながら精一杯の心づくしがあったという。

そのレストランの茶粥をご飯に変えたら、ただの幕の内定食じゃないか。まったく工夫がない。奈良だって様々な地場野菜があるはず。茶粥なら、様々なお漬物の方が楽しい。刺身、天ぷら、煮物に、奈良のオリジナルはあるのかい。本当に幻滅でした。そんなレストランに、観光バスが5台も。いやはや、まったく。