4年やってきて何も教育できてない。

と、昨日の楽天の敗戦を受けて、野村監督の弁でした。そうだよね、4点差を9回の裏でひっくり返されるし、ノーアウトフルベースで1点も入らない。それも、ここ一番の大勝負ってときです。いくら練習で成果を上げても、本番で実力を発揮できないと、意味がないわけですね。

たとえば、私の4年前は何をやっていたのだろうか。4年前の私と、今の私はどう違うのか、なんてことを考えたとき、自分自身の中に新たな発見があるか。そして、4年の間に、何を残してきたのか、と言うことですね。

政治では、4年経って、自民党から民主党にガラリと変わりました。民主党はマニュフェストに沿って、ダム建設の中止や、子供手当、公立高校の実質無料化を進めています。衆議院の任期を最大4年としたのも、意味のあることなんでしょうね。アメリカの大統領だって4年が任期。オリンピックも、サッカーのワールドカップも4年に1回。つまり、4年に一度は何らかの成果を出せ、ということなんですね。

よく企業なんかで、5カ年計画とか立てていますよね。たぶん10年という区切りを、半分の5年にしているんですね。日本では12年という干支のサイクルがありますよね。これを前期、中期、後期と3つに分けたら4年ですよね。4つに分けたら3年だけど。

だから、ある成果を出すには3年でなくて、やっぱり4年が必要なんですね。4年周期でものを考えないと、いけないって。5年じゃ長すぎる。私は50代のオヤジですが結婚して3年が過ぎました。4年で何かの成果を出さないといけない。野村監督の言葉に、シビアさを感じた。自分に対する教育が必要なんです。この歳でも。いや、この歳だからこそ、なんです。