選挙って党で選ぶの?人で選ぶの?

先月の衆議院選挙は、民主党の大勝利で終わりました。ちょうど4年前の選挙では自民党の大勝利だったように、小選挙区制は政治を変えるダイナミックなものがあります。

で、皆さんに聞きたいんだけど、投票した人って人となりで選びましたか、党で選びましたか、と。今の衆議院選挙って、地元に縁もゆかりもないひとが突然やってきて、政党の人気だけで当選している人、結構多いような。

そりゃ〜4年前の時だって、自民党郵政民営化反対候補者に刺客を立てて、地元に縁もゆかりもない人を引っ張ってきた、ってのはありました。そりゃね、代議士ってのは国のために働くんだけど、その前に地元で選ばれたってことをいつの間にか忘れているような。

それに議員さんって地方の都市や田舎で育ったんではなくて、東京で育った人があまりにも多すぎるような。福岡が選挙区の麻生さんだってほぼ東京育ち。次期総理大臣となる鳩山さんだって選挙区は北海道なのに、東京育ち。

昔のように市会議員や町会議員から、県会議員。そして国政に出るって人が少なくなりましたね。中選挙区から小選挙区に変わると、そうなるのかな。人は政党を作るんだけど、人と地元の関係がだんだん薄くなっているような。党ばかりを見ていると、その人が国のために何をするのか。そして地元のために何をしてくれるのか。選挙の時だけ、地元に頭を下げる人。それもどうだかなあ。そんなことを、ちょっと考えちゃいました。