久しぶりに夜中の散歩。


昨日というか、日付は今日。深夜に陸が、2階からドタドタと降りてきて、なにやら私を伺う。どうしたの、りっちゃん。2階は暑いのかい。しばらくして、廊下でドテッと横になる陸。

どうしたのと聞いても、何も言わない。犬だから当たり前なんだけど。外に出たいような素振りもない。私は、リビングに戻った。直ぐに陸が真っ暗な和室に入った。私が様子を見に行き、和室の照明を付けると、陸が私を向いておすわりをしている。なんだ、そのお座りは。でも、外を窺う様子もない。

私も寝るために、とりあえず陸を2階に寝室へ行かせる。寝る前にタバコを一服と玄関の戸を開けると、その音を聞いた陸がドタドタと降りてきて、玄関を一緒に出ようとする。こりゃヤバイかも。私はあわてて着替え、シューズを履いて陸と共に飛び出した。

陸は一目散に草地を目指す。その手前で二度ほど、なが〜いしっこ。そして草地に入るやいなや、体勢をとる。微かにブビッという音が聞こえたが、激しい下痢ではなさそうだ。そして、さらに家からどんどん離れて、更地の草むらでする。そんなにたいした量ではない。そこから20メートルくらい歩いて、陸は引き返した。

涼しいが寒いと言うほどではない。虫の音がいっぱい聞こえる。見上げれば星が瞬き月も出ている。東の山並みの上にオリオン座が。誰も歩いている人などいない。静かな夜の住宅街。そこへパワーもないのに、やたら音だけを響かせるバイクが1台通る。あ〜あ、静寂が破られる。星空っていいんだけどな〜。ぶち壊すのは、いつも人間。今夜の奈良は夜の10時で気温16.8度。冷え込んでおります。皆さん寝冷えをしないように。


意義はあったのか、消えていく商品や雑誌。
チューペットという凍らせて食べるポリ容器入りの清涼飲料水が生産終了なんですね。私は50代のオヤジですから、チューペットが発売された頃は、もう大人でした。子供たちが、これをチューチューと吸っているのをよく見かけたものでした。

でもね、このチューペットのポリ容器、よくゴミとして街の隅に草むらにころがっているんだわ。たぶん子供が遊びながらチューチューして、中身がなくなった時点でポイッと捨てちゃうんだろうな。だから私にとっては、よく見かけるゴミだったんですね。

ところで、土木や建築系の求人情報誌ガテンが休刊という。ちょっとびっくり。ガテン系なんて言葉もよく使われていました。高度成長とか都市再生とか、そういう時代が終わるような予感がしますね。この他、女性雑誌ではピンキーやらかわいいが休刊になる、もしくはなった。

雑誌って次から次へと創刊されて、次から次へと休刊になるけど、書店の平積み雑誌を見ていてもその変化は読み取れない。あんまりにも雑誌が多すぎるからだね。

東京に住んでいたとき近所で、あっという間に住宅が消えて、更地になっていることがよくあった。完全に消えたのだ。で更地の時は、どんな建物があったっけ、と思い出そうとする。前のイメージが頭に残っているから。ところがその更地に家が建ったりすると、もう前のイメージほとんど消されてしまう。不思議なものです。消えて、生まれて、また消えて。この繰り返しの中で、有意義なものがありますように。