初盆、終わる。

奈良市郊外の私の家、昼過ぎの湿度を見ると、なんと40%。爽やかなはずだ。今朝の最低気温は18.6度だったらしいから、気温だけで見るとやっぱり秋ですね。昨日の夜は、短パンを長パンツに。タンクトップの上に半袖のシャツを着込んだから。いや〜涼しかった。

今日は妻と一緒に、父のマンションに行き、初盆の後片付けをする。御霊具膳を片付け、お供え物を処分し、提灯を仕舞う。最後は、送り火。ベランダで、アルミの金盥を用意し、初盆に飾った梯子などを燃やす。母をはじめ、ご先祖たちは帰っていった。

でもね、お盆の時やお墓参りの時だけしか、思い出さないようじゃ、それこそ罰当たりというもの。折に触れて、母のことを振り返ってみようと思う。このブログでもね。

今日は、奈良でも高円山で大文字の送り火がある。夕方、その山の火が見える高台を通ったら、数人の人が山の方を見ていた。まだ火はついてない。そして終戦の日でもある。あれから64年が経つ。父は戦地を経験している。よくぞ生きて帰れたと、子供の頃は、よく言ったものだ。

明日は京都の五山送り火。その火に送られる、今は亡き人々は、今の日本や世界を見て、どう思うのだろう。文明や科学が発達しても、戦争はなくならない。地球は傷つけられ、汚れるばかり。人類だけが、地球の害虫だったりして。