甲子園出場高校、私立38校、公立10校。

高校野球の甲子園がもうすぐ始まります。出場校は、公立高校が21%で圧倒的に私立高校のオンパレードです。見事に出場を果たした高校は、これで知名度が上がります。今や少子化で、私立高校をはじめ、生徒を集めるのが大変な時代。甲子園に出場すれば全国的に知名度が上がります。だから全国各地から、野球のために選手を掻き集めるのですね。特待生という名の下に。

一方で、中高一貫教育で、教育の質を上げようという試みがあります。いい方法だろうけど、多感な青春時代で、同じクラスメートと6年も一緒に過ごすのはなあ。やっぱり中学は3年。高校も3年で、いろいろな友達と巡り会ったらいいと思うけど。ちなみに56才の私ですが、一番親しい友人は、高校時代の友達だった。卒業して、それぞれ違う学校に進み、全く違う社会生活を送ってきたが、なにか共通の通じるものがあるんだろうな。高校の友達は、一生の友達、というでしょ。だから高校時代は、大切にして欲しい。

衆議院選挙を控えた各政党のマニュフェストに、高校の授業料を実質無料化とあった。それはいいんだけど。まるで勉強しそうもない悪ガキだらけの高校の授業料を無料化するのもなあ。なんだか変なんだけど。勉強ばかりじゃないって。ごもっとも。しかし野球ばかりでもないでしょ。

高校を運営する側にも問題があると思う。どこかの有名私立大学の系列校に滑り込んで、その大学には何名が優先的に入学できます。なんてのを売りにして生徒を集めようとしている高校がある。卒業生が、しっかりとその大学にふさわしいレベルまで到達していればいいけどね。でも逆に系列高校からしっかり生徒とちゃっかり入学金授業料を集めて、有名大学でござい、なんてふんぞり返っている。そんな大学ほど、デリバティフ取引とか金融派生商品に手を出して、大赤字を出したりしてるんだから。

そんなわけで、政治の世界では政権交代で、高校生を持つ親の負担がどう変わるかわからないけど。高校生が、一生懸命勉強にスポーツに頑張ってくれるのがいいかな。最近、高校生の犯罪も増えている。これって結局は、家庭だけでなく、近隣、地域、街ぐるみの教育なんですね。ファミレスなんかで、走り回る子供を注意しない親が増えている。そんな親がモンスターペアレントになる。むしろ親を教育しなきゃいけない時代です。甲子園出場高校の、その影に、いろいろな問題を秘めているような。



陸のクールTシャツ。

奈良を含めた近畿地方は、昨日に梅雨が明けました。そんなわけで、昨日は暑かった。暑い日の昼間、陸は寝ころんで過ごす。でも、寝ながら、息づかいはハーハーと荒い。暑いんだ。

そこで妻は、陸の体温を少しでも下げて上げようと、Tシャツを水で湿らせ、ギュッと絞って、着せている。どうなのかな。少しばかりは、息づかいが和らいでいるような。Tシャツの水分が、陸を熱い体温を奪っている。だから原理的に涼しいのかな。

そういえば、私が子供の頃の40年以上も前。夏の日で、当時はもちろんエアコンなぞなかった。父は上半身が裸で、肩から塗れタオルをあてがっていた。母も首筋に小さな塗れ手拭いをあてて過ごしていたような。

よく扇風機の前に、濡れた布をぶら下げておくと気化熱で、涼しくなるという。つまり水が蒸発するときに熱を奪っていく現象を利用している。冷風機と同じ原理だけどね。エアコンと違って、熱い排熱を出さないから、いいんだよね。

さてさて、りっちゃん。クールTシャツ涼しいかい。2時間くらい着せていると、ほとんど渇いている。熱を吸っているんだね。妻は、また湿らせて陸に着せてやった。