スーパーのマグロ刺身は、なぜまずい。

3年くらい前です。私の独身時代は、よくマグロの刺身を買いました。もちろん赤身です。私はトロより、赤身が好き。しかも買うのは半額シールの貼ったやつ。閉店時間前に行くわけです。

そして、家へ帰ってアッツアツのふっかふかご飯で、刺身を頬張る。でも、これが水っぽいんだな。どうせ、冷凍マグロを解凍したものでしょう。ときどき、しゃりっと中が凍ったままのものがある。ま、半額だから、しょうがないよね。ま、スーパーだから。

私だって、外で友達と飲みます。たまに、マグロの刺身と出くわすこともあります。でも、その刺身が意外とおいしくない。コクというか、特有の旨み、マグロらしさが薄れている。

そうか、キハダマグロメバチマグロで、ごまかしているんですね。だから味わいに深みがないんだ。マグロといえば、やはりクロマグロ。トロもそうだけど、赤身もコクがあって味が深い。

でも、最近見るネットのニュースのように、クロマグロが値崩れ、ということは、本当の味が、解らない人が増えたんでしょうね。安いけど、おいしくない、回転寿司が人気ですから。私は寿司は大好き。しかし、おいしくない回転寿司など行きたくない。だから、10回分の回転寿司を我慢して、1回だけ普通のにぎり寿司屋に行くことにしている。だから、1年に1回の贅沢。そんな寿司屋さんなら、本当においしい赤身のマグロに出会えるから。やっぱり、安かろうは、悪かろうなんですよ。