今日は、妻の誕生日。

妻にとっては、50数回目の誕生日だが、私と結婚し、一緒に暮らしてからは3度目の誕生日を迎える。ひとまず、妻には誕生日おめでとうだが、本当は生んだお母さんに感謝すべき日でもあると思う。

去年は、いつも手料理を作ってくれる妻の手を休める意味でも、外食にした。りっちゃん、とのちゃん、私たちふたりだけでごめんね、と。行き先は、歩いていける近所の寿司屋さんだった。小さな寿司屋で、もちろん回転していない。妻は寿司が好き。私も好きだが。近いから車に乗る必要もない。だから二人で飲める。

ところで、この寿司屋さんが大当たりだった。シャリがうまい。ネタもうまい。酒もうまい。海なし県の奈良に、こんなにうまい寿司屋があるのかと、私たちは大満足だった。

ところで、この数カ月後に回転する寿司屋さんに行ったんだけど、あんまりおいしくなかった。さらに最近、妻は姉と一緒に大手チェーンの回転寿司に行ったけど、まったくおいしくなかったという。だから、私の結論は、10回も回転寿司に行くよりは、1回だけ回転しないおいしい寿司屋さんに行く方が、ずーっと人生が充実する。なんですよ。

そんなわけで、妻の誕生日。おいしい寿司屋での外食は、私の1年に一度の楽しみ。まだ、寿司屋と決めているわけではないけど。ま、たぶん。で、私の誕生日はどうするって?私は12月なので、決まっています。それは我が家ですき焼き。これも1年で1回っきり。

妻のお友達とその子供たちから、夜中の日付が変わった頃にファクスが。そして朝には、お花が届いた。妻はとってもうれしそう。私が何も買ってあげないものだから。良かったね、くんちゃん。この妻への呼び方は、34年前と変わらない。およそ3年前に結婚してからも、同じなんです。