本日、88歳の父は入院した。


右脚に強い痛みとしびれが伴い、時には歩くことも困難になる痛みを治療するために父は入院しました。昨日、ベッドが開いたということで、急遽、本日の入院と相成りました。

普段通っている町医者では、手に負えず、薬を飲んでも一向に痛みは治まらなかった。というか、父は薬の飲み過ぎ。1日に毎食後の3回と、服用量が決まっているのに、父は傷むたびに薬を服用してしまった。5日分の薬が、3日間でなくなる始末。だから、効かないんだよと、医師先生にも叱られていた。

そして紹介された総合病院のMRI検査で、脊椎管狭窄による神経圧迫で右脚や腰に痛みが走った模様。この病院に入院させるために、まずは父が介護していた母を介護老人保健施設に入所させ、今度は父というわけです。

そもそも父の痛みの原因となったのは、父による母の介護方法に無理があったものと思う。去年10月、母の退院以来、ず〜っと父は母の面倒を見てきた。しかし、まず母の様子がおかしいと感じたのは、今年に入ってから。1月の終わり頃に、父宅を訪問したとき、母がトイレに立つ折、自分自身で椅子から立ち上がることができなくなったいた。

それは、なぜか。つまり、父は母に対してリハビリなどのサポートを全くさせずに、ただリクライニングチェアに座らせるだけで、歩かせるとか、脚や手を動かすなどのトレーニングが皆無だったと思われる。その結果、母の筋力がさらに衰える。父の体力的な負担が増える。脊椎を圧迫する。だから、神経痛が脚に出る。という私的な所見だが。いずれにせよ、父の脚の痛みが少しでも緩和すればと、それが今、望むことである。父の頑固は直しようもないが。

そして思うことは。誰の世話にもならない。自分たちのことは自分たちでやるから、という頑固な老人ほど手間がかかるのだ。そういう老人ほど、早い時点で誰かの目の監視下に置いていないと、大変なことになるぞ。それが教訓。父に関して、次の問題は運転免許の返上。88歳で、危ないでしょ。さて、どうなることやら。ではなくて、取り上げなきゃ。


娘さんの、大学入学式。

2日前に、高校時代の友人が我が家を訪れた。まあ、今日はゆっくりと飲もうと。ところが、明日は娘の入学式なので、あんまり深酒はと言う。それでも、結構飲んだのだが。

えっ、娘さんの入学式に君も行くわけ、と聞くと。友人は、当たり前でしょ。大事な一人娘なのにという。ま、娘さんが嫌がらなければいいのか。それにしても、入学生ひとりに対して、親夫婦はふたり。入学式は、ごったがえすことでしょうね。

などと思っていたら、今日の朝日新聞に、大学の入学式に親がぞろぞろ、なんて見出しがあった。もう大学の施設では、治まりきれずに、別会場を用意する大学もあるとか。いやはや、ですね。

私も今は50代のオヤジですが、かつてそんな時があった。入学式は、2度体験している。もうほとんど忘れてしまったが、親は決して呼ばなかったし、同伴もさせなかった。だって恥ずかしいもの。おぼっちゃまじゃ、ないし。

親が入学式に付いていく風習。それには、いままでの受験勉強を支えた強い思いもあるだろうし、高額な入学金や授業料を支払ったんだから、という自負もあるかも。国立で80万円以上。私立で120万円以上。高すぎるわな。これだけのお金を4年間支払って、それ相当の教養や専門知識も理解せずに社会に出たら、もったいないぞ。いや、大学はしこたま儲かるはず。ろくろく教育せず、学生を吐き出すだけの大学、今は多いんだろうな。