雨が、うれしい。


私は、決してそう思ってるわけじゃ〜ありません。だって傘を差すのが面倒だし、おまけに陸と散歩の時は、やっぱりね。陸はカッパを着てくれないし。雨の散歩から帰ると、陸はびしょびしょの泥んこ。玄関で待たせて、バスタオルでせっせときれいにします。だから、雨はね。

雨がうれしい、と思ってるのは。写真の彼ら。一見、何にもないプランターから、しっかりと芽を出してきました。

何の球根?私には、わかりません。妻だけが知っています。チューリップなのか、フリージアなのか。これは私が知っている、球根の花を並べただけ。

そんなわけで、最初はポチッと小さな芽だったのが、段々とはっきり分かるようになった。雨が降る毎に、大きくなっている。今日も雨が降った。明日も天気予報では雨が降る。私は嫌だけど、彼らにはうれしい雨。早く大きくな〜れ。春は、もうすぐですね。

ところで、今ネットで、子供を花粉症にしないための9カ条、というのが注目されています。その9カ条の中に、猫、犬などを家の中で飼う。適度に不衛生な環境を維持する。狭い家で、子だくさんの状態で育てる。農家で育てる。手や顔を洗う回数を少なくする。などがあった。おもわず、なるほど、もっともだ、ですね。講演をした人は、谷口克さん。野口英世記念医学賞を受賞した世界的免疫学者です。えらい人の、言うことは違うわな。雑草の様に、たくましく育てろ、ということかな。この球根の芽のように。



凄い、日比谷高校、男子入試倍率3.16倍。

東京の都立高校で昨日の23日に入試が行われたようです。進学指導重点校の日比谷高校では、男子の倍率が3.16倍。公立高校としては、すご〜い競争率。日比谷高校といえば、40年くらい前まで、東大合格者のナンバーワン高校だったけど、それが学区制になって、十数年前は東大合格者がたった1人になったと話題になったっけ。

東大に合格すること自体は凄いことなんだけど、その合格者数の落ち込み方が、これまた凄かった。そのおかげで麻布とか開成とか私立高校がどんどん幅を利かせるようになっちゃった。高額な私立校の授業料が払えないと、いい大学に行けないようじゃ困るよね。だからこそ、公立の学校にも、安い授業料で、私立に負けない教育の良さがあるのだと、進学指導重点校を設置したのはいいかもしれない。

大阪も、橋下知事が高校に対しても、同じように思っていることでしょう。レベルの高い授業を、私立高校しか受けられないとしたら、それは差別化もしれない。高校は義務教育じゃないし、教育の内容にも多様性があっていいはずだから。

京都の府立高校が、平均化しちゃったのは有名な話しで、京都府立高校は、全部が普通の高校になってしまった。進学校もなければ、スポーツ校もないわけで、京都では特に大学付属の私立高校が人気のようだ。お金のある人は子供を通わせることができるけど、この景気で授業料の払えない高校生が続出しているとか。

公立の高校も、進学指導重点だけでなく、甲子園を目指すスポーツ指導重点とか、コンピュータ技術指導重点とか、高校によってもっと多様性があってもいいんじゃないかな。今のままじゃ私立高校に、いい生徒をとられてしまうし、そんな勉強をしたくってもお金がなくて私立高校に行けない生徒もいる。そんなわけで、テレビじゃないけど、受けたい授業が受けられる公立高校、作ればいいのに。きっと人気が出ますよ。日比谷高校みたいに。

ところで、今日は塾や予備校の折り込みチラシが9枚も入っていた。奈良って、塾の激戦区なのかい。私立中学の入試から、大学受験まで、塾の各社は競争が大変だね。少子化だからこそ、子供だけじゃなく、教育ビジネスに携わる大人も大変なんだ。チラシだけで、生徒が集まるとは思えないけど。