リフォーム一戸建てに、新しい家族が。


陸との散歩コースの途中に、誰も数年は住んでない家があった。築は20年以上だろうか、周囲の植栽は荒れ放題で、このまま家は壊されるのかな、と思っていた。ところが、ある時、周囲の植栽がすべて伐採されていた。いよいよかな。なんとかすれば、まだ住めそうな家なのに、もったいない。そんな思いで横を通る。

その内、一部ののり面が削られ、家の中に業者が入っているのがわかった。ある時、通ると中から、トンカチなどの音がする。リフォームだ。

次に通りがかると、家の外壁もきれいに塗られて、まるで新築住宅みたい。中から職人さんが出てきて、陸に驚いたときに、きれいになりましたね。と私が言うと、満面の笑みを浮かべて、ありがとうございます、と答える。陸が、きれいになった外周にしっこをしようとするのを、思わず止める。りっちゃん、きれいになったんだから、しっこはだめよ。

それからしばらくして、ほぼ工事は完了したのか、周囲に販売店の幟が立つようになった。生まれ変わった家、新しい家族が来るといいね。

そして、1カ月後、いつものように通りがかると、その家の方から、小さな男の子の声で、わんわん、わんわん。見上げると、男の子を抱いたお母さんが、私に対してこんにちは、と挨拶をされた。私も、こんにちは、と返す。横には、ご主人がいらして、私に対して軽く会釈をしている。私も、にっこりと会釈を返す。

よかったね。家は、住む人がいて、生きるもの。それに、好感の持てるいいご家族です。蘇った家。男の子が巣立つ20年後、さらに新しい家族が巣立つ30年後くらいまで、しっかりと家族を守ってくれることでしょう。日本の家は、築30年で価値はゼロというけど、人の温もりや心が通じれば、もっと長生きしてくれますよ。


50%を超えない地デジ普及率。

2月15日のブログで書いたように、我が家のテレビは地デジ対応ではない。テレビ画面の右上に、アナログの文字が表示される。まるで、早く買い換えろと言わんばかりだ。この液晶テレビは購入してから、まだ5年目。あと5年は使いますよ。

総務省が17日に発表した、今年1月時点の受信機世帯普及率は49.1%だったらしい。このままでは2011年7月の地デジ完全移行は、大きな反発が出るのは当然である。

なんで、地デジテレビを買わないのか。別にまだ必要ないじゃん、というのが我が家の理由。それに32型や37型は10数万円から20万円を超える価格で、まだまだ高いから。と、思っていたら。

ディスカウントストアのMrMaxは、地デジ放送が見られる32型液晶テレビを4万9780円で3月下旬から発売するらしい。ん、ミスターマックス。ホームページに行ってみると関西圏に、ショップはない。台湾メーカーと共同企画の独自企画商品だから、おそらくフルハイビジョンではないだろうが。

安くできるところは、やっぱりあるんですね。大型テレビといえば、シャープやソニーパナソニックの一流メーカーを、家電量販店で買うのが一般的なんだろうけど、価格コムで見る限り、家電量販店は、まだまだ価格が高めだ。MrMaxくらいの価格になれば、みんな買い換えると思う。5万円以下は魅力的だから。