近所の野焼き。


先日、妻が朝の散歩の後、池のそばで野焼きをしていたよ、と言った。消防団の人が出ていて、マイクで洗濯物を干さないようにと、呼びかけていたらしい。

子供の頃に、そんなのがあったかなあ。その頃、今は住宅地となっているところは、ほとんどが田んぼで、稲刈りが終わった後は、遊び場所に不自由しなかった。

そうだ、冬のこんな時期には、土手を焼いていたことが確かにあった。田んぼと住宅地は、相当離れていたので、消防団が警戒にあたるということはなかったと思う。

今は、奈良の郊外も、住宅地が増えてしまった。こんな時代に、野焼きなんて、と思う人もあるだろうけど、植物の循環には必要なはず。若草山の山焼きだって、結局は野焼き。だから春からは、鮮やかな緑色を取り戻す。

三重県で、野焼きの火が飛び火して家が全焼したというニュースがあった。野焼きは十分に注意されたし。でもセイタカアワダチソウとか外来種が思いっきりはびこっている草地なんかは、野焼きした方がいいんだろうね。



火を止めてから入れる、袋ラーメンのスープ。

明星チャルメラや、サッポロ一番などの袋ラーメン。先日、4カ月ぶりに食べたんだけど、それは妻が作ってくれた。私が作るときは、お水をきっちり500cc量って鍋に入れ、沸騰したら麺を入れ、1分経ったら出汁を放り込み。出汁が混ざれば、溶き卵を入れる。で、ストップウオッチを片手に、3分経ったら火を止める。

これが私の常識だったんだけど。スープには火を止めてからお使いください、と書いてあるが。なんで、火を止めてからなのかが不思議だった。ところが、ヤフーの知恵袋、というのがあって、質問やベストアンサーが表示されているコーナーがある。それをパラパラ見ていたら、インスタントラーメンの疑問、という質問内容があった。なんでラーメンのスープは火を止めてから入れるのか、と。

つまり出汁を入れて沸騰させると、本来の味や風味を損なうのだ、ということを質問に対する回答で知った。なるほど、そういうことだったのだ。私は、麺にも出汁が入るので、ワザとそうしていたのだが、味を悪くしていたのかもしれない。

しかしたかがインスタントラーメン。ま、気にすることもないないだろう。と、思っていたのだが。ラーメンの出汁というのは、食品添加物化学調味料で作られる。以前、何かの本で、様々な食品添加物を組み合わせると、見事な本物そっくりの豚骨出汁が作れる、というのがあった。

つまりは沸騰させることを想定していないラーメンの出汁。食品添加物化学調味料を複雑に組み合わせた出汁。沸騰させても問題はないだろうけど、その恐ろしさに、ちょっとゾクッとした次第。もうめったと食べることはないが、明星チャルメラはあと2袋残っている。これを最後に、買うのはやめよう。