立春らしい、穏やかな日。


今日の朝は、昨日のちらし寿司の残り。昨日は、さすがによく食べたので残りは少ない。りっちゃんにあげる海老さんも少なかったね。昨日の雨とは打って変わって、今日は穏やかな日差しが注ぐ。風もなんだか柔らかい。

三笠山、じゃなかった若草山を仰ぎ見れば、山焼き後の黒こげ状態が、段々と薄くなっているような。やがては緑に覆われる日も近いでしょう。

若草山って、三つの笠が並んでいるように見えるから、三笠山だったはずなんだけど、今は若草山。でも三笠山のほうが、らしい。

子供の頃、小学校の遠足で登ったことがあったけど、すっごくいい眺めだったことを覚えている。たぶん3段目の一番上までいったような。もうそんな元気はないでしょうね。

三笠山若草山。ま、どっちでもいいけど、関西ではどら焼きのことを三笠焼きと呼んでいる。若草焼きじゃ〜いまいちだ。一方、奈良に若草鍋というのがある。どんな具材が入っているのか知らないけれど、三笠鍋よりは若草鍋の方がおいしそうだ。そんなわけで、春が待ち遠しいですね。




添加物の凄さを教えてくれる本「食品の裏側」。

食品添加物がちょっと気になって、図書館の本棚を見ていると、「食品の裏側」という本があった。副題として、「みんな大好きな食品添加物」とある。出版社は、東洋経済新報社で、著者は安倍司。著者はかつて食品添加物の専門商社に勤めていたセールスマンだったという。つまり、食品メーカーに食品添加物を売り歩いていた人らしい。

ネットでいろいろ調べてみると、この本は3年くらい前に発売されて、結構話題になったらしい。だから知っている人も多いと思うけど。

さて内容だが、日持ちのしない麺にプロピレングリコールやpH調整剤を加えると、長持ちする。餃子の皮の製造時に、増粘多糖類や乳化剤を入れると、コシの強い皮になる。うどんをこねるときにグルテンを入れると、誰でも簡単にしこしこ麺が打てる。スーパーの特売に出てくる安いかまぼこは、化学調味料、たんぱく加水分解物、大豆タンパクをバンバン使って作られる。輸入野菜のレンコンやごぼうは、漂白剤で白く見せている。

著者が、添加物商社を辞めて、なんでこんな告発本を出したかというと、娘さんが食べているミートボールを見て、愕然としたらしい。そのミートボールは、メーカーが安く仕入れた牛の端肉に廃鶏のミンチ肉を加え、さらにソフト感を出すために組織状大豆タンパクを加える。このままでは味がないため、ビーフエキス、化学調味料、ラード、加工デンプン、結着剤を投入。見栄えや保存性を高めるために、着色料、保存料、pH調整剤、酸化防止剤も使うらしい。ソースとケチャップも、添加物でもどき、を作るらしい。本来なら産業廃棄物となるものが、みごとな食品に仕上がるらしい。そりゃ〜、自分の子供には食べさせたくないでしょうね。北海道のミートホープ社偽装事件は誰でも記憶に残っているでしょう。これと同じことが、どこかでやっているわけですよ。

安い商品は、食品添加物によって安くできるわけで、それが安さの秘密ですね。やはりミートボールは自家製の手作りが、一番安全というわけですね。最近、クッキング教室が大流行だとか。食品添加物をできるだけ避けることが、お子様のアトピー予防にもいいのでしょうね。もちろん、お母さんにも。コンビニで買ったコロッケパン、こんなに食品添加物がいっぱい。驚いた。