和菓子のようなおいしさ、干し柿。


数日前に妻は、ベランダの干し柿を下ろした。去年の11月頃から干してあったので、約2カ月近く。今年は、環境も違ってどうなることかと思ったが。きれいに粉がふいて、いいできあがりです。

今年のは、ちょっと大きいようで。去年は西条で、今年は愛宕柿。がしっとかじると、甘〜い。それもくどくなく、当たり前だけど自然の甘さ。本来は渋柿だけど、2カ月ほど干している間に、お菓子のようにおいしい干し柿に変わるなんて、人の知恵は大したものです。

ところで干し柿の栄養価は、ビタミンCはほとんど失われる。その代わり、ビタミンAが増えるという。干してあるので食物繊維もたっぷり。でも、食べ過ぎには気をつけましょうか。

干し柿を食いながら、思い出されるのは、奈良の近郊の放置された柿の木です。そのまま地面に落ちたり、カラスに食べられたり。枝に柿の実のヘタだけぶら下がっているのが、物悲しい。せめて干し柿になれば、人をこんなふうに喜ばせることができるのに。ちょっと残念。

我が家の風物詩、干し柿。おいしいよ〜。

コンビニの弁当って、本当に安全か。
タスポカードを持たない私は、よくコンビニでタバコを買う。ついでといってはなんだが、弁当とか、パンとか、どんなものが置いてあるか、確かめてみるのだ。弁当成分表示に目をこらしてみると、結着剤、保存料、着色料などなど。

そんなものがカラダにいいはずないと、私は結局買わない。ある本に、リン酸塩のことがのっていた。変色防止や保存のために使われるのだが、過剰に摂取すると肝臓に障害を起こし、血中カルシウムを低下させて、その結果で骨が弱くなり、貧血を招くという。

さらに保存料のソルビン酸カリウムは、細菌の増殖を抑えるが、基本的には毒性物質であるらしい。保存料や防カビ剤は、結局は薬品なんだよね。カラダにいいわけがないから。防カビ剤は輸入フルーツにだいたい使われている。

甘味料のアスパルテームは、味の素が世界の120カ国で使用が認められているとして、安全だと言っているが、安全とは言えないとする研究機関もある。ステビアも、アメリカやヨーロッパ諸国では食品添加物としては認められてはいない。サッカリンもできるだけ避けたほうがよい、とされている。甘味料で安全とされるのは、D-ソルビトールだけだった。着色料のカラメル色素も、遺伝子に傷をつける毒性の変異原性があるという。

こうしてみると、安全なものはご家庭での手作りってことになる。我が家は、漬物が自家製だし、昆布の佃煮も出がらしを使った自家製。ハムやソーセージ、練りものなどは買わないといけないが、食品添加物には気をつけないと。弁当も、コンビニよりは総菜屋、弁当屋や店内で作るスーパーの方が、安全ですね。