今日は結婚記念日だった。

正倉院展に出掛けた帰りに、スーパーのいそかわに寄った。その前に妻が、今日は何を食べたい、と私に聞く。いつも強いニュアンス。しばらくして私は、さんま、と答えた。そりゃ、さんま、おいしいもん。

で、買物の間に、今日は何の日か知っているの、と妻はボソッと私に聞いた。何だっけ、と答えた。今日は私たちの結婚記念日じゃない、と妻はいう。そっか。2年前の事なのに、もう忘れたの、と。

そう私たちは2年前の11月5日に、杉並区役所に婚姻届を提出したのです。この日は日曜日で役所は休み。でも受付の窓口だけは職員一人で開けていた。なんでこの日にって。だってこの日は大安だったもの。私たちの後にも、書類を出すかカップルが待っていました。今でも、そのことはよーく覚えています。

ただその日が11月5日だったことは、また忘れるかも。ま、いいじゃん。そんなことより、いつまでも仲良くしていけりゃ〜、それが一番。などと、私の心の中で言っている。

で、去年は焼肉を食べに行ったと言う。ん、たしかワンチ君の事があったから、1日先伸ばしていたような。ま、どうでもいいけれど。さて、晩ご飯。お楽しみのさんま。さらに、刺身があるじゃん、豪華。柿のなますも。これ好きなんだよね。いただきま〜す。 



家庭ゴミの有料化、神戸市で実施。

神戸市は家庭ゴミの10%減量を打ち出して、家庭ゴミの有料化を11月から導入したらしい。神戸市に住んでいる知人は、周りも含めてちょっとパニックになっているようです。北海道の伊達市は1989年にゴミの有料化を実施して、導入当初はゴミが減ったものの、しばらくすると伊達市民は慣れたのか、ゴミの量が通常に戻ったとか。

そこで考えてみると、有料化しようが、無料のままだろうが、家庭から出るゴミの総量は、決して変わることはない。たとえ少なくなったとしても、ムダを抑えた生ゴミの量が少し減るくらいである。

最近、スーパーでよく目にする光景で、パックに入った肉類を、レジの精算後に、買物台で備え付けのビニール袋に詰め替えて、発泡スチロールのパックをその場のゴミ箱に捨てている人が多いことだ。

これって販売側にも問題がある。昔の話しだが、近所の豆腐屋に豆腐を買いに行くときは、鍋を持って買いに行ったものだ。醤油だって空の一升瓶を持って行った。味噌は、樽に入ったものを、しゃもじですくって、ビニール袋に入れてくれたものだ。今や、それらはペットボトルやプラ容器に入れて売っている。ゴミが出るはずだ。

じゃ〜さっきの肉について考えてみようか。肉を買うことを決めているなら、はじめっから密封容器などを持参すればいいではないか。そして買うときにこの容器に入れてくださいと。いわゆる対面販売だ。この対面販売といえば、街の商店街の肉屋さんですよね。この肉屋さんで容器を持って買いに行けば、特典があるような仕組みを街を挙げて、地方自治体が支援して、喚起すればいいではないか。そうすれば商店街だって活性化するぞ。

私が東京に住んでいた2年前。夕方くらいになると、パープーと豆腐売りのおじさんがバイクで住宅街を走っていた。で、その豆腐屋さんを待っているお宅は、なにがしの合図をしている。旗を立てたり、タオルを門柱にぶら下げたり。で、その豆腐屋さんは、合図を確認すると、その家の前でパープーとやるわけだ。すると家人が鍋を持って出てくる。豆腐屋さんはバイクの荷台に積んだ箱の中から豆腐を取りだして鍋の中にポン。これなら全くゴミは出ない。

そんなわけでメーカーもそう。企業、つまり会社自身が環境対応のISOを取得しているかといって、販売する商品はパッケージ類がゴミになるものばかり。たとえば、お煎餅。紙箱のパッケージがあって、その中にビニールの袋に商品が入っている。ビニール袋を破ると、煎餅のひとつひとつがさらにビニールに包まれている。本当にムダですよね。商店街の煎餅屋さんなら、煎餅はドサッとガラスのケースに入っている。これ何グラムなどと注文すると、大きなスコップじゃないけど、そんなもので紙袋にザザッと入れてくれる。包装ってそれだけだ。あとは、家に帰って、缶の箱などに入れたら良い。

そんなことを忘れている限り、ゴミは増えるだろうな。消費者だけでなく、販売する側、商品を作る側も、しっかりと考えてくれなくては。さて神戸市、削減目標の10%減となるだろうか。私は、そうはならないと思う。人間って、こずるい。結局は不法投棄が増え、駅周辺コンビニのゴミ箱がいっぱいになるだけだと思うけど。