セルフのガソリンスタンド、初体験。

先日、セルフのガソリンスタンドを初めて体験することになった。妻の車は、その車を買ったときから、ズーッと同じメーカーのガソリンを入れ続けている。その方が、エンジンに馴染んでいるとか。ホントかウソか知らないけど。

いつもは別の場所で入れるのだが、地図で確認するといつも通る道のちょっと先にそのメーカーのスタンドがある。そこへ到着したら、なな、なんとセルフである。人は誰もいない。まるでお店は休みのようだ。1台の車が入ってきて、運転手が自分で給油している。こうなったら、やらねば。

妻も私も、セルフなんて初体験。まず車のタンクを開ける。考えてみれば、私は30年近く、タンクを自分で開けたことがない。とりあえず開いた。液晶パネルのレギュラーを選び、お金を投入して、ノズルをタンクに差し込む。ほとんど妻がやる。なんとか給油が始まったみたい。コボコボと音がしている。給油メーターも動き出した。

ゴトッ、と音がする。給油は終わった。ノズルを元に戻し、おつりを精算。はん、おつりはどこだ。この機器にはおつりが出そうな場所はないぞ。レシートみたいなのが出てきた。おお、隣りに精算の機器がある。レシートを読み込ませると、お札と小銭がバラバラと出てきた。ふー、完了。

初体験とは、こんなものか。このスタンド、全くの無人だ。気が付けば、次から次へと車が入ってくる。セルフの方が安ければ、ガソリンを入れるだけの客はこっちを利用するのは当然。バッテリーとかオイルやタイヤのチェックが必要な人は、有人に。棲み分けが始まっているのだ。スーパーのレジも、セルフなんてのもある。その内、商品カゴをゲートに通すだけで、あっという間に精算できるもの始まるに違いない。ICタグや、野菜などの形状を自動的に判別するシステムで。無人のセルフスタンド、その不気味さだけが強く印象に残った。